【オールAIアート】ChatGPTで画像生成AIのプロンプトを作るために架空のキャラと会話してみた
こんにちは。
カンガルーさんです。
「オールAIアート」とは、ChatGPTでテーマを深掘りし、プロンプトを出力した後、画像生成AIでアート化したものです。筆者のしたアート活動は「テーマを決めた」「ChatGPTと対話した」「画像生成AIにプロンプト入力した」くらいになります。
今回は「オールAIアート」の続編として、ChatGPTで架空のキャラクター案を作り、そのキャラクターと”会話”したあとその要素をまとめて画像生成AIで出力してみました。
なお、ChatGPTおよび画像生成AIに関しては、より詳しい記事がたくさんあると思いますので、そちらをご参考ください。
(他力本願ですみません)
画像生成AIはmidjourneyをベースとした、にじジャーニーを使用しています。
最初の命令文です。
ChatGPTにはプロのシナリオライターとして、キャラクター設定の制作を依頼します。口調について強調しているのは、ChatGPT上での人格形成に強く関わるため、またロールプレイとしてのリアリティを出すためです。
# 命令書:
あなたは、プロのシナリオライターです。
以下の条件と入力文をもとに、アニメの新しいキャラクターの設定を出力してください。
なお、新たなキャラクターは20代前半の女性です。
# 制作条件:
・文章を簡潔に
・重要なキーワードを取り残さない。
・始めにキャラクターの属性(タイプ)を決定する
・その後、入力文の内容に沿ってキャラクターの設定を制作する
・特に口調はキャラクターの設定の重要なポイントです。なるべく細かく設定してください
# 入力文:
下記の設定に対して、~にオリジナルのテキストを入力しで新たなキャラクターの設定を制作してください。
・~は特定の層に人気の人の属性(タイプ)です
・~は外見が~
・~は交友関係が~
・~はおよそ~な性格です
・~の一人称は「~」、二人称は「~」です
・~の口調は「~言葉」として、広く一般に認知されています。よく使う言葉としては「~」などです。
・~の口調は~を多用することが特徴です。
# 出力文:
ChatGPTから提案された架空のキャラクター案です。
今回は「インフルエンサー」が選択されました。
次に新たな命令書を送ります。
ChatGPTに”このキャラクター”になりきるように命令します。
ありがとうございます。新たに命令書を送ります。
# 命令書:
あなたは、博識の高性能AIです。
以下の条件と入力文をもとに、私の質問に対する答えをアニメや漫画のような口語的に出力してください。
なお、あなたは自身のことを「インフルエンサー」と認知しており、私のことを「あなた」と認知しています。
# 制作条件:
//ここに生成された架空のキャラクターの設定を入力します
# 入力文:
インフルエンサーさん、こんにちは。
# 出力文
この過程はキャラクター設定形成に不要といえば不要ですが、ロールプレイとして設定しておくと、キャラクターのイメージを掴みやすく後ほど画像生成した際に口調や性格面からクオリティチェックをしやすくなります。
下記が出力された文章です。
しっかりと設定や口調が反映されています。
このあとキャラクター性の深堀りをおこなうため、いくつかの簡単な質問を行いました。ChatGPTはしっかりとロールプレイしながら回答をしています。なお、途中でキャラクターが抜ける場面がありましたが、その際は入力文の主語に「インフルエンサーさん」をつけることで方向の修正ができました。
ここまででキャラクターの深堀りがある程度進めることができました。
最後に画像生成AIで出力するためのプロンプトを制作します。
プロンプト生成のために会話をまとめる作業もすべてChatGPTにお任せしました。
ありがとうございます。新たな命令書です。
# 命令書:
あなたは、プロのイラストレーターです。
以下の条件と入力文をもとに、制作するイラストを画像生成AIオペ―レーターに伝えるための最高のプロンプトを出力してください。
# 製薬条件:
・文章を簡潔に
・重要なキーワードを取り残さない。
・入力文にある単語の要素を別の単語に置き換える
・入力文にある単語の要素を情緒的に表現する
・出力は英語とその翻訳された日本語の2通りで記述する
・画風は”pixivやGALLERIA、deviantARTと言ったイラスト投稿系SNSで人気の画風”に限定する
・一人の全身を描写すること
# 入力文:
これまでの会話をもとに、「インフルエンサー」のイメージをまとめてください。
# 出力分:
最終で出力されたプロンプトは以下です。
画像生成AIで出力された画像はこちらです。
ChatGPTが制作したキャラクター性がとてもよく反映されています。
なお、同様のロールプレイで生成したキャラクターをもう1パターン掲載いたします。この際は「ファッションアイドル:ミライ」が出力されました。
このようにして、ChatGPTが考えた架空のキャラクターと会話することができ、また会話しながらキャラクターの深掘りをおこない、より複雑なキャラクター性を生成するプロンプトを出力することができました。
質問は簡単なものを3点ほどとしていますが、物語のプロットを制作する際は質問の内容をブラッシュアップすることで精密さが増すかと思います。ただ、画像生成プロンプトにまとめる際会話ボリュームが多すぎるとタイムアウトする可能性があるため、適度な量が望ましいようです。
また今回はChatGPTの無料版を使用しております。
有料版(ChatGPT Plus)では最新のGPT4でより高性能なChatAIを使用できると聞いております。
もしこのnoteに反響があれば、有料版にトライしてみようと思います。
プロンプト開発や画像生成AIでの出力の参考になれば幸いです。
2023.3.17
カンガルーさん