改憲・緊急事態条項の話
改憲阻止という話題が度々、上がっています。
私の結論としては「今は改憲の話は後回しで良いだろう」ということになります。
①自民党の改憲草案
自民党の改憲草案ですが、ざっくり一枚の画像で表せます。
自民党の改憲草案原文を読んだ限りデマではありません。(お時間・興味がある人はご自身でも確認してみて下さい)
8⃣の基本的人権が削除されているのが気になりますが、今回解説するのは6⃣緊急事態条項(98条)の追加です。
②緊急事態条項とは
改憲草案原文から一部抜粋します。
(98条)外部からの武力攻撃、内乱等による社会秩序の混乱、地震等による大規模な自然災害その他の法律で定める緊急事態において(中略)緊急事態の宣言を発することができる。
(99条の3)何人も(中略)公の機関の指示に従わなければならない。
伊藤真弁護士によると(動画0:37~)
立憲主義を停止してしまう。人権保障を停止し権力は全て内閣に集中してしまう。と警鐘を鳴らしています。
③緊急事態宣言との違い
東京都の緑のたぬきを筆頭に、各首長が緊急事態宣言を発しましたが、それには何の強制力もありませんでした。外出自粛も、マスク着用も、ワクチン接種も全てお願いであり、指示ではありません。
ですが海外だと、街がロックダウンで封鎖され、マスク着用・ワクチン接種の義務が課せられる地域・国がありました。
実は緊急事態条項がない日本国憲法はかなり特殊で、ほとんどの国には緊急事態条項が定められているのです。
私がワクチンもせず、マスクも着けず、のんびり生きていられるのは緊急事態条項が憲法に無いおかげっぽいです。
④平和的なデモを内乱扱いするんだろ!
伊藤真弁護士の動画に戻ります。(動画1:37~)
何をもって内乱と判断するのか、だれが判断するのか。
デモや抗議活動に対して緊急事態だと言ってくる可能性がある。
その他の法律で定める緊急事態というのは、緊急事態が全く限定されていない。
といった問題提起をしています。
え、考えすぎですって?
カナダの超平和的なデモ・フリーダムコンボイに対して、トルドーが緊急事態権限を発動してんじゃねーか!?
首相の一存で、抗議活動に関する口座の凍結、トラックが所属する企業に対して口座の凍結や保険の停止も辞さないそうです。
⑤先人に感謝
伊藤真弁護士の動画に戻ります。(動画2:47~)
明治憲法にも緊急事態条項がありました。
戦後新しい憲法を作る際、「緊急事態条項が必要なのではないか?」という質問がありましたが、「必要ありません。何故なら、明治憲政時代に緊急事態条項が必要な事態はなかったからだ」と応答したのだそうです。
第二次世界大戦の最中ですら、緊急事態条項は不要だったと言うのです。
かくして日本国憲法には緊急事態条項が含まれませんでした。
もちろん日本国憲法にはGHQが関与した面もあると思います。ですが、一から百までGHQによる押し付け憲法だったわけではなく、ある程度は日本人自身で作った憲法なのです。先人に感謝ですね。
⑥反対した方が良いんじゃない?
再度結論を申しますと、今は憲法改正より、子供へのワクチン接種の危険性を訴えることに、リソースを割くべきだと思います。
改憲の話って最近になって出たのではなく、自民党は結党以来、憲法改正が党是です。つまり、半世紀以上に渡って、与党でありながら一回も憲法改正できていません。
しかし、意外にも世論調査では、改正必要と不要で拮抗しているようです。
ただ、半世紀以上、変わる気配すらなかった憲法が変わる気配は感じません。それこそ大きなショックドクトリンがあって、メディアが煽れば、まーたコロッと騙される可能性もありますが。
オミクロンが大変だから、コロナが収束しないから改正しましょう! と言っても、流石に響かないのでは?
さすがの日本人も自粛には飽き飽きムードが強まってると思うのです。
それに日本人は、強要されるまでもなく、勝手に必要以上に自粛してますからね!? そもそも言うこと聞いてますから!
メッセージとしては、子供へのワクチン接種の危険性の方が、ダントツで高いですし、差し迫った状況です。
ワクチン接種の危険性に気づいた人は、潜在的に改憲にも反対します。
それに、憲法って食べられないですから。
いや、何が言いたいかと言うと、一般人にとって生活に直結していないようで、興味がわかないだろうと言うことです。
おまけ:日本はイージーモード?
日本はハードモード社会なのでは? と思ったこともありましたが、やっぱりイージーモードかもと思い直しました。
世界を見れば、ワクチン接種義務化のせいで既に革命級のデモ・抗議活動が起こっています。
世界のデモの主張は、ワクチン接種者も含めて「義務化は(特に子供に対しては)おかしい!」という事です。
日本だと子供へのワクチン接種反対! と主張しても「いや、強制じゃないから、しなければいいじゃん?」と言われれば、確かに一理あるのです。
(もちろん努力義務なる言葉、同調圧力、人権侵害、情報の統制など大問題ですが)
良いニュースとしては、世界を見渡すとデモ・抗議活動はますます大規模になり、ワクチンやマスクの義務化を撤廃する流れが感じられるところです。
追記:参政党は緊急事態条項に反対です
改憲について調べようと思ったもう一つのキッカケが参政党です。
参政党はワクチン接種反対に乗り出していて注目していたのですが、いや参政党は改憲勢力だぞ、という逆意見がありました。
確かに参政党から出馬される吉野さんも、参政党アドバイザーの田母神さんも改憲派です。
ですが、参政党のHPにて、緊急事態条項を憲法に盛り込むことは反対と明記されていました。(下記リンクの4番)
今現在、私は参政党を白よりで見ることにしました。
追記の追記:松田学氏は黒かもしれない。
あくまで、参政党トータルとしては緊急事態条項に反対。自民草案にも反対だろうと思ってます。
ただ、改憲について松田学氏は危なそうです。
まっくろくろすけなのか、反省して主張を取り下げるのか注視ですね。
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