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幼少期の話

私が、幼児だった頃の話。

幼稚園の時、どうしようもなくう〇ちがしたくなって、幼稚園の裏庭にこっそりやってしまったことがある。

野糞。

その時は、やってはいけないことをしてしまったという気持ちがあったのだろう、いまだにしっかりとその時の風景を覚えている。

トイレットペーパーなんてないから、その辺にあった草でお尻を拭き、誰にも言わずその場にそれを残して離れた。

きっと、誰かが犬のうんちだと思うだろうと4歳の私は考えていた。

その後、そのうんちがどうなったかは知らない。

今まで、誰にも話したことがない、自分だけの秘密だ。

そして、4歳の私は三輪車に乗って、よく徘徊していた。

徘徊という言葉をお年寄りに使うのは好きではないが、幼児の私はまさに徘徊、目的もなくさ迷い歩いていた。

気になるものがあれば、立ち止まって、じっくり観察。

気になる遊びがあれば、夢中になる。

目的がないわけではなく、目的を探してウロウロするのが好きだった。

この性格は、今も変わっていない。

いまだに、当てのない旅が好きなのはもう、本性だと思う。

そして、三輪車を放置して家に帰って、後で取りに行くという忘れっぽさと、自分勝手さも変わっていない(笑)

「お菓子をあげるから、おじちゃんと遊ぼう」と声を掛けられて、ホイホイついて行ったこともある。

そして、おじちゃんの家に行き100円玉がたくさん入った瓶を見つけ「お菓子より100円欲しい」とねだっていた。

何という、したたかで危なっかしく、怖いもの知らずな子供だろう。

今思えば、警察沙汰になりかねない。

ちょっとした誘拐じゃないか。

いや、100円で身売りか。

あの時、もしかしたら殺されていたかもしれないと思うとぞっとする。

母親が聞いたらびっくりしただろうけど、子どもながらに話してはいけないと思って秘密にしてきた。

怖いもの知らずで、危なっかしい幼稚園児。

野糞、徘徊、身売りを4歳ですでに経験してしまった私。

幼児期というのは、まだ世間を知らない分、ある意味一番自分らしく、いや、動物的な人間だったかもしれない。

そして、どんな婆さんになるのか、この幼少期から何となく想像できる気がするww

小学校時代の話に続くかどうかは、その時の気分次第で。

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