唐津のみっちゃん@むく

赤ちゃんがいる介護事業所【看護小規模多機能むく】代表。母親社会起業家。作業療法士。三兄弟の母。 赤ちゃんもお年寄りも、一緒にいるのが自然な暮らし。 介護が変われば、世の中も変わる! 介護福祉コーチ。 起業したい人、目的を見つけたい人、オンライン体験セッション受付中です♡

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最近の記事

むくが出来るまでの話 前書

2017年も終わろうとしている今日この頃。 最近よく言われる言葉 「すごいですね!」 「大変でしょー!」 私が、破天荒なのは認める。 自由人で、好き勝手やってるのも認める。 でも、私は全然全く、努力家では無い。 大体、持久力が無くて、嫌だと思ったらすぐサジを投げるし、諦めも早い。 学校だって、面白くない授業には出なかったし、自分の人生に必要ないと思ったことには関わらないように生きてきた。 だから、一生懸命努力して、一生懸命頑張っている人は尊敬する。 ホント

    • むくが出来るまで話① (もう時効だろう暴露話)

      むくができるまでの話を書こうと思ったら、私の事を先ずは書かなくちゃということに気づきました。 しばし、お付き合いくださいませ。 さて、生まれた時からみっちゃんと呼ばれていて、未だにみっちゃんが愛称な私ですが、小さい頃は男の子みたいな女の子でした。 クラスに1人はいる、スカートを絶対履かない女の子。 もしくは、女の子より男の子と遊んでる方が多い女の子。 1度だけ、父親に「スカートを履け!」とフリフリの真っ白なスカートをプレゼントされたことがあって、恥ずかしすぎて大泣き

      • 椅子の話から始めよう

        どうも。 唐津のみっちゃんです。 「さぁ、むくが出来るまでの話を書くぞー!」と思ったんだけど、いろいろ考えて辞めました(笑) どうせ書くなら、少しでも誰かの役に立つ(かもしれない)ことを書こう。 私の知識を振り絞って、過去に経験してきたあんなことやこんなこと。 昔から好きな用具の話なんかから始めようかなと。 むくができるまでの話は、ネタに尽きたころにまた・・・(笑) ということで、まずは私が最も大切にしている大好きな「椅子」の話を。 椅子って今の時代、生活の中

        • ばぁちゃんの車イスの選び方

          どうも。 むくのみっちゃんです。 前回、イスの話から始めよう〜とイスの話をしたので今回は車イスの話で吠えます!(笑) 特に、ばぁちゃんの車イス。 そもそも・・・。 世に出回っている車イスは、デカすぎるっつ~の!一般的な、いわゆる標準型と言われる車イスの座幅・座奥は40cmです。 誰に合わせてるかって、身長170cmくらいの成人男性。 小柄なばあちゃんの身体には、合うわけもなく。 身体が傾いたりしてしまうのです。 だってね、ばぁちゃんが車イスを使うような身体の状

          介護なんて言葉は、どーでもいい。きれい事もどーでもいい。今、生きているだけなんだ。

          介護って、辞書には「病人などを介抱し看護すること」って書いてあるんだね。 介護の介って、介抱の介なのか。介護の護って、看護の護なのか。 ふぅ~ん。。 でも、私がいわゆる介護施設「むく」を作った理由は、介抱して看護したいからではない。 介抱して、看護してもらいたいからでもない。 社会的弱者の老人の居場所を作ってあげたいとか、誰かの役に立ちたいとか、そんなモノであるはずもなく。 社会に貢献したいとか、そんなのほんと、どーでもいいし。 ぶっちゃけ、本能のままに動いてい

          介護なんて言葉は、どーでもいい。きれい事もどーでもいい。今、生きているだけなんだ。

          Kaigoカフェ

          何でもかんでも、カフェってのが流行ってるから、流行りの波に乗って、むくでもカフェを開催してみる。 カフェっていうと、〇〇研修会とか、〇〇セミナーより、柔らかいし、参加型のイメージがあるよね。 介護職は、意外とガラスのハートを持った人や人見知りの人が多い。 私みたいに図太い人は少ないんだって、この仕事(オーナーという立場)を始めてから気づいた。 一つの職場にいたら、他の事業所を見ることはなかなかない。 他の事業所で働いている人と出会うこともなかなかない。 でも、いろ

          40年後を考える

          年をとったとき、どんな生活をしていたいかを考えてみる。 今、44歳だから、20年後。 64歳。 まだまだ現役だな。 普通にあちこち飛び回って、普通に海で遊んでそうだ。 30年後。 74歳。 多少は、身体が付いてこなくなってきているか、多少は物忘れもするようになっているか。 もしかすると、脳梗塞のひとつくらいやってるかもしれない。 とりあえず、旦那はもうあの世だな(30年後には、90超えてるもんね) でも、やっぱり、好きなところに行って、やりたいことやって、

          看護小規模多機能って

          むくは、看護小規模多機能型居宅介護事業です。 通称、カンタキ。 介護保険制度上の施設なので、利用できる人に制限があります。 どんなに、うちを利用したいと思ってくれていても、要介護の認定を受けた人しか利用できません。 (総合事業とか、ボランティアとかいう選択はありだけど) スタッフ配置基準もちょっとシビア。 毎日、看護師さんが2人以上います。 利用者3人に対して、スタッフ1+訪問要員が2人(看護師、介護職) 夜勤者は4~9人を1人でみます。 よく、何でカンタキ

          看護小規模多機能って

          乳がん?日記1

          2021年11月26日。 初めて感じた違和感。 夜中に、右の胸が焼けるように熱く感じた。 痛いような、気持ちが悪いような、乳首から分泌物が出ているような、そんななんとも言い表しようのない感覚に苦しんだ。 痛い。 いや、痛いというよりに授乳中になった乳腺炎のような搔きむしりたいような感覚。 眠れずに何度も寝返りを打った。 そのうち、乳頭から何か毒のようなものがどろっと出ていくような夢を見て「あ、そういうことか」と妙に納得してようやく眠りについた。 目が覚めた日は、

          最期の時

          どうも。 (こちらは2018年10月に書いた記事です) 唐津のみっちゃんです。 今朝、むくのご利用者のヨシコさん(仮名)が永眠されました。 むくを利用し始めて、わずか1週間。 短い付き合いだったけど、最期の時に、むくとご縁があったことに感謝したいと思っています。 ヨシコさんのご家族から、むくを利用したいと相談があったのは今月半ば。 一本の電話が私の携帯にかかってきました。 主治医の先生からでした。 先生は、この地域の在宅医。 ヨシコさんとも10年を超える長

          育児と介護

          どうも。 唐津のみっちゃんです。 丁度、大阪のおむつ外し学会でこのテーマをいただいたので、育児と介護についてちょっと書いてみようと思います。 私は、ただいま育児真っ最中です。 3歳、6歳、14歳の息子がいます。 むくのスタッフも、7割が子育て真っ最中のお母さんです。育児と、介護には似ているところがいろいろあります。 よく育児は育自、自分育てだとか言いますが、介護も同じようなところがありますよね。 こっちが、ケアしてるつもりが、いつの間にかなぐさめられてたり。

          リハ職よ!遊ばせ屋になり、うんこのオムツを替えよ!

          前回「怒った話」を書いたので、その続編。 かくして、私は「じじばばの遊ばせ屋」と呼ばれるようになりました~って話だったんだけど(詳しくは前記事を見てね)、本来リハビリ職ってそういうものじゃないかと思うのです。 私は作業療法士だけど「遊ばせ屋」って間違ってないなぁって思っていました。 「リハビリテーション=全人間的復権」って訳されるように、高齢者にとってのリハビリは、機能訓練じゃない。 あ、でもね、機能訓練が趣味な人はそれでも良いのよ、楽しいんだもん、それはそれであり。

          リハ職よ!遊ばせ屋になり、うんこのオムツを替えよ!

          幼少期の話

          私が、幼児だった頃の話。 幼稚園の時、どうしようもなくう〇ちがしたくなって、幼稚園の裏庭にこっそりやってしまったことがある。 野糞。 その時は、やってはいけないことをしてしまったという気持ちがあったのだろう、いまだにしっかりとその時の風景を覚えている。 トイレットペーパーなんてないから、その辺にあった草でお尻を拭き、誰にも言わずその場にそれを残して離れた。 きっと、誰かが犬のうんちだと思うだろうと4歳の私は考えていた。 その後、そのうんちがどうなったかは知らない。

          怒った話

          どうも。 唐津のみっちゃんです。 私ね、基本的にはあまり怒らない、穏やかな人間だと思ってるんだけど、過去には何度か激しく怒ったことがあるんです。 大人になってから、夫婦喧嘩以外で怒ったこと。 その時の一件を、時々、思い出します。 それはね、もう20年以上も昔、とある老健で作業療法士として働いていたときのことでした。 お風呂嫌いなばぁちゃんがいてねー。 めーんない、ちどりの〜♫って歌を声高らかに歌う人で、私はその人大好きだったんだけど、まぁ、介護されるの嫌いなんです

          赤ちゃんがいる高齢者施設「看護小規模多機能むく」を始めた理由

          私は、作業療法士だ。 むくを作る前は、病院や老健で働く、ただの作業療法士だった。 お年寄りや障がい者を相手に、ベッド上で関節可動域訓練をしたり、マッサージをしたり、生活動作訓練をしたり、、してた。 でも、そんな訓練ばかりじゃ面白くないから、カラオケに行ったり、温泉に行ったり、海に行ったり、山に行ったりも、、、してた。 作業療法士という仕事は、作業療法士という資格を持つ人間がすれば何でも作業療法になってしまうような、そんな楽しい仕事だ。 ただ、そこには作業療法士の

          赤ちゃんがいる高齢者施設「看護小規模多機能むく」を始めた理由

          子供たちと暮らす

          「むく」には、子供がいる。 少ない時は、1人。 多い時には5、6人いたりもして、下手したら児童館か、託児所と間違われそうになる(笑) 1歳から5歳。 たまに、小学生や中学生もやってくる。 でも、事業所内託児所や保育園を併設しているわけではなく、みんな、スタッフの子供達。 (2018年6月からは赤ちゃんボランティアも来てくれています) 一緒に通勤して、子供はみんなで見ながら働くスタイル。 中学生なんかは、母親と一緒に夜勤して、泊まって学校に行ったりもする。 「む