アサリの気持ち
アサリの砂抜きを時短で出来るとクックパッドの人に教わる。
「3%の塩水に一晩なんてやってられませんよね」だって。うんうん、無理。
50℃のお湯に少しの間つけるだけでよく、しかも熱湯と水を1:1なので50℃を測る必要すらないといいことづくめ。おまけにアサリを温泉に入れてあげるイメージだと。アサリによし、忙しい主婦によし、簡単で早いという。Win-Win-Win!
が…いざやってみると、アサリたちの吸い口が殻に挟まってチョン切れている。熱さにたまらず、自分で強く殻を閉じたためか?人で言えば舌を噛み切って自害するぐらいの苦しみだったのでは?
誰だ、温泉とか言ったの。考えてみれば、水にしか入ったことないアサリに50℃はキツいだろ?人間だって50℃の風呂は入ってられない。
人にアサリの気持ちなんてわからない。わかってたら生きたまま煮て味噌汁作るの無理。もし、すごく悲しそうな顔でアサリの味噌汁を飲んでる人がいたら、その人はアサリの痛みを我が事のように感じてる人だ。それでいてアサリの旨味とも決別できない人だ。