新型コロナウイルスに感染してみて
2021年1月2日夕方
何やら体が重い。昼に食べたカツサンドが当たったのだろうか。
私は突如体の異変に気づいた。次第にどんどん体がだるくなり、さらには寒気と発汗の症状も見られた。
ついに自分の体にも・・・
年末年始を共に過ごした友人から、前日に新型コロナウイルス陽性の知らせを受けていた。
その日はそのままベッドへ入るも、身体中から蒸気が出ているような熱さで全く眠ることができない。体温は39.0℃を計測。苦しすぎてその日は一睡もできなかった。
地獄のような一夜を過ごし迎えた朝、いつもはプロテインからはじまる朝食も、その日は全く食欲が湧かない。
やっと重い腰を上げ、病院へ向かい検査を受ける。結果はやはり陽性。そのまま隔離病棟へ移送された。
隔離病棟での生活は割愛するが、現在は隔離のかいもあって体調は落ち着いている。しかし、味覚・嗅覚の障害は残ったままだ。
この味覚・嗅覚の障害は非常に厄介で、今もなお後遺症として戦っている。
コーヒーを飲んでも、なんとなく雰囲気はわかるものの味が全くわからない。味の濃い牛丼を食べていても気を抜くと何を食べているかわからない状態。しまいには、お風呂に入浴剤を入れて入浴しても、匂いを感じることができず効果を感じることができないのだ。
新型コロナウイルスはインフルエンザや通常の風邪とは異なり、かなりタチの悪いウイルスであることを身をもって感じた。
20代だから大丈夫というのは幻想。しっかりキツくて辛いウイルスであることは間違いない。
どんな市販薬を飲んでも効果がなかったが、子供の頃以来貼ったことがなかった熱さまシートだけは体への効果が実感できた。
ウイルスに打ち勝った今、抗体持ちではあるが、もう2度と罹りたくないウイルスである。