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体脂肪が落ちるメカニズムとスピード ✨✨✨

ダイエットをしていると気になる体脂肪。そもそも体脂肪とは何か、どうやって落ちるのか説明できますか?

敵の正体を知らずに戦うのは無謀!まずは体脂肪についてしっかり理解しましょう。


体脂肪の種類 🌟🌟🌟

体脂肪には大きく分けて 皮下脂肪内臓脂肪 の2種類があります。それぞれ特徴が異なり、落とし方も変わってきます。

① 皮下脂肪

皮膚の下の組織に蓄積される脂肪で、主に外部の刺激から体を守ったり、体温を維持したりする役割を持ちます。皮膚と筋肉の間にあり、つまめる脂肪のこと。

  • 特徴

    • 下半身(お尻・太もも)、二の腕、お腹周りにつきやすい

    • 男性より女性に多い(洋なし型肥満)

    • 一度つくと落としにくい

    • 長期間の食生活や運動不足が影響する

② 内臓脂肪

胃や腸、肝臓などの内臓の周りにつく脂肪。見た目にはわかりにくいが、放置すると生活習慣病のリスクが高まる。

  • 特徴

    • お腹がぽっこりしやすい(りんご型肥満)

    • 食べすぎ、飲みすぎ、運動不足、ストレスで増えやすい

    • 皮下脂肪に比べて つきやすく、落ちやすい

    • 代謝が良い人ほど早く燃焼しやすい


体脂肪率とは? ⚖️💡🌟

よく「体脂肪率○%」という話を聞きますが、一般的な体組成計では 実際に体脂肪の量を測定しているわけではない ことを知っていますか?

体脂肪率の計測方法には 生体インピーダンス法 という仕組みが使われており、体内の電気抵抗を利用して推定します。しかし、

  • 水分を多く摂ると数値が変動する

  • 運動後や排尿後は低く測定される

このように変動が大きいため、毎日の測定よりも 長期的な傾向 をチェックするのが重要です。


体脂肪が落ちるメカニズム 🔥💪💪

では、実際に体脂肪が落ちる仕組みを解説します。

【脂肪燃焼の5ステップ】

  1. エネルギー不足を脳が感知し、脂肪分解の指令を出す

  2. 膵臓から分泌される「リパーゼ」という酵素が活性化

  3. リパーゼが中性脂肪を「脂肪酸」と「グリセリン」に分解

  4. 脂肪酸が全身の筋肉に運ばれ、ミトコンドリア内でエネルギーに変換

  5. 最終的に二酸化炭素と水に分解され、息や汗、尿として排出

体脂肪が燃焼すると、84%は息として排出され、16%は汗や尿に!

つまり、「脂肪を落とす」= 呼吸や汗で体外に出している ということ。


どれくらいのペースで落とせばいい? ⌚️💪🏋️‍♂️

「1ヶ月で8kg痩せます!」と意気込んでも、リバウンドや健康リスクが高まります。理想の減量ペースは 1ヶ月で体重の0.5~最大5% といわれていますが、実際には 2~3kgの減量 がベスト。

  • 体重50kgの人 → 1ヶ月で 1~1.2kg(最大でも2kg)

  • 体重60kgの人 → 1ヶ月で 1.3~1.5kg(最大でも2.4kg)

  • 体重70kgの人 → 1ヶ月で 1.4~1.7kg(最大でも2.8kg)

短期間で無理に痩せると…

  • 筋肉が削れて基礎代謝が落ちる

  • 体調を崩しやすくなる

  • リバウンドしやすい

特に 50代以降は筋肉量が落ちやすいため、4%以内の減量に抑えるのが理想 です。


まとめ 💪🏋️‍♂️✨

  • 体脂肪には 皮下脂肪内臓脂肪 の2種類がある

  • 内臓脂肪はつきやすく、落ちやすい

  • 体脂肪率は あくまで目安!

  • 体脂肪は 呼吸や汗で排出 される

  • 1ヶ月で2~3kg減がベスト!

「とにかく早く痩せたい!」という気持ちはわかりますが、無理をすると逆効果。健康的に、確実に体脂肪を落としていきましょう!🌟🌟🌟

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