宝探しの大会で宝探しが勝敗に関係なかった件について
前置き
2024年2月18日(日)
「一般社団法人トレジャーハンター協会」主催
「株式会社タカラッシュ」企画・制作・運営
第3回プロハンターチャンピオンシップ(以下、G1)
に参加してきました。
超概要は下記、オンライン観戦者が非常に簡潔にまとめてくれてますのでご覧ください。
また、イベント全体の流れと感想を記載しましたので燃えてる部分だけ見たい人は目次から中間発表まで飛んでください
賞金が500万円という非常に高額なイベントであり、参加チームも21チームと少ないため、
毎回高難易度となっていますが、各チーム、ルールに関しては熟読し、
いかに優勝確率を上げるかを考えて準備を進めてきています。
また、参加するためには原則、チーム内に1名のプロハンターが必須であるため、
とレジャーハンター協会に年間55000円の高額なプロハンター会費を納めている必要もあります。
※一部イベントで権利を獲得すれば例外的に参加も可能です。
自分は昨年同様のチームにてプロハンターの友人にぶら下がりで参加となります。
チームメンバーは
自分
マリナさん(プロハンター)
お髭さま
本大会においては体力的にも知力的にも総合力で中の下くらいのチームでしょうか?
500万を狙うため、オンライン観戦で協力してくれそうな知人に声をかけつつ当日まで準備を進めました。
今大会、昨年までと大きく異なる点として、配信アプリ「ふわっち」の協賛であるため、
参加者は大会の様子を配信しながらプレイをするという縛りがありました。
※ 他のチームの配信を見ることは禁止されていたため、謎解きを全部カンニングなどはできない
※2 オンラインの応援者が他チームを見ていて答えをコメントに書き込むなどはおそらく可能なのでしていたチームもあるかも
また、「ふわっち代表チーム」というスポンサー特別枠での参加者が1チーム存在することが事前にわかっていました。
我々だけでなく、他の全チームがここで考えます。
1.謎解きに不慣れなふわっち代表チームが普通にプレイして我々と勝負になるわけがない。
2.ハンデを埋めるためにかなりの下駄を履かせるはず
改めてのルールや事前情報の確認です。
要約すると
ということが公式側の説明でした。(HPのQ&Aにも明記あり)
「大会の一部要素を有利に進められる」点は魅力でしたが、直接の関係は無いということで我々のチームは知人に現地観戦まではお願いしませんでした。
おそらく、他のプロハンターチームも同様の考えを持ったチームが多かったことかと思います。
さて、前置きが長くなりましたがここから当日の流れになります。
当日の流れ、中間発表まで
12時、参加者集合(ただし、ふわっち代表チームは10分程度遅刻)
ここでふわっちチームはおそらくこういったイベントにあまり多く参加していないため、感覚が緩くなり遅刻したのだなと考えていました。
後述しますが、ふわっち代表チームの皆さんは「配信者」として紳士にイベントを楽しんでいらっしゃったため、ふわっち代表チームにたいする悪感情を持っている参加者はいないと思います。
球場内に移動して説明を受け、チームNoを示すビブスなどを受け取って第一ラウンド開始
私は記憶はおぼろげなのですが、このタイミングで観戦者(サポーター)が100pt分の投票権を持っているようなことを司会者が言っていたっぽいです。
第一ゲーム 遠投(100pt)
男性、40M、女性、25Mの遠投をし、2名合格でクリアです。
クリアチーム無し!
本当にデバッグしたのかよ・・・という空気が流れ始めます。
ちなみに、この競技だけで30分以上かかったのですが、殆ど待ってるだけの時間なので配信を見てる人たちはクソつまらなかったと思います。
第二ゲーム ノック(100pt)
全チーム中5チームくらい失敗
ただ、このゲーム、打つ人の精度も微妙なため、ラッキーボールが多いチームは有利でした。。。
まぁ仕方ない。。。
第三ゲーム 〇×クイズ(200pt)
検索を禁止してなかったため、レミングスの大移動のようにシュールな光景が繰り広げられました。
結果、ほぼ全チームが成功(2チームだけ?失敗)
ここまで、全員で同じゲームをやった後、チームごとにバラけてミッション(競技)を行います。
ミッション(競技)は
樽玉入れ
ダイヤモンドラン
マラソン(野球場1周400mを制限時間内で)
ストラックアウト(テニスボール)
ヒッティング
ハズル(いわゆる知恵の輪)
紙飛行機投げ
の7つ(各100pt)
ん?
我々は宝探しに来たんだよね?
高校の文化祭じゃないよね???
キュウキョクノタカラサガシってなんだっけ???
多くのチームがこの疑問を持ちながらミッションをこなしていきます。
ちなみに、各ミッション、そこそこ難しくなっているため、全チーム平均して3クリアくらいでした。
我々のチームは
ハズル
ヒッティング
樽玉入れ
だけ成功し、300pt
第一ミッションは〇×クイズのみ成功だったため、
ここまでの合計で500ptです。
ちなみに、もっとも稼いでるチームがこの時点で800ptだった記憶です。
第一Phaseでもっとも稼いだチームが800ptです。
大事なことなので2回言いました。
ここまでで時間が予定スケジュールより15分ほど押してますが、次の準備もあるため、20分ほど休憩タイムになります。
休憩タイムのあと、場所を移動しての第2Phaseになり、今度は謎解きミッションです。
VIPルームのようなところの机と椅子でペンシルパズル150問に挑戦。
元々、運営が用意していた予定時間は90分ですが、
こちらもスケジュールが押したため、約80分に時間が短縮されました。
80分でペンシルパズル150問を解けってことですね。
正直、謎クラでも厳しいし、謎クラ以外には無理ゲーです。
実際の謎は小謎140問、中謎、9問、大謎1問といった構成
我々のチームは力及ばず、147問正解で1470ptをゲットしました。
この時点で他のチームの得点が見られるのですが、
一位が麵屋武者で2600pt
唯一の150問正解チームです。
ちなみにこの麵屋武者の構成メンバー(敬称略)は、
ラーメン大王こば(めちゃくちゃ解ける謎クラの有名人)
しゃる(アナビ初代代表、アジト型謎解き世界一経験あり)
無策市(シックサム、謎解き日本一経験あり)
というまさに謎界のアベンジャーズのような構成
流石ですよね。
ふわっち代表チームはこの時点で1620pt台でした。
我々は1970ptで12位くらい。
もしも第一ミッションでノックを成功して+200ptとれていたら5位だったので、このあたりはかなり接戦です。
というか一位の麺屋武者以外はほぼ1500点以上にいてボリュームゾーンが大きく、
第三Phaseでうまくいけば、まだどのチームもワンチャンあるかも?くらいにマジで思ってました。
この時までは
しばしの休憩の後、第三ミッション、究極の宝探しのために再度フィールドに向かいます。
フィールドに全チームがそろいました。
中間発表
司会者「第二ミッションまでのポイントに観戦サポーターの皆さんがアクティビティに挑戦して、獲得したポイントを推しチームに加算したポイントを発表します!!!」
!!????
え????
勝敗に直接関わるポイントは加算されないはずでは???
そんなルールだった!!????
いや、さっき100ptはとか言ってたけど!
アクティビティでのポイントは特殊ポイントでは???
ちなみにこの時点で球場内にいたサポーターは20~30人程度。
しかもほとんどがふわっち関係者です。
ドゥルルルルルルルルドゥルルルルルルルルルル
2位 麵屋武者 3200pt(第二ミッション終了時から+600pt)
1位 ふわっち代表チーム!4520pt!!!(第一ミッション終了時から+約2900pt)
ざわ・・ざわ・・・・
ちょ、待てよ
第一ミッション終了時の最高得点が推定1000pt前後
第二ミッション終了時の最高得点が2600ptだよ????
ころ2900ptの加点?
ここまでのミッションの合計値が理論値で3100ptだよ???
やる意味あった???
ここで、ルールを再確認しましょう。
・現地観戦チケットを買うことで観戦者はアクティビティに参加できる。
・アクティビティによって特殊ポイント(仮称)を手に入れることができる。
・特殊ポイントの多寡は優勝には直接の関係はないが、大会の一部要素を有利に進められる。
特殊ポイントの多寡は優勝に直接の関係はないが、大会の一部要素を有利に進められる
特殊ポイントの多寡は優勝に直接の関係はないが、大会の一部要素を有利に進められる
特殊ポイントの多寡は優勝に直接の関係はないが、大会の一部要素を有利に進められる
お母さん、僕には日本語がわからないよ
優勝に直接の関係はないポイントの加算で今まで4時間の戦いが無かったことになるだと???
直接関係ないって何?
もしかして、、、3店方式なのかな???
特殊ポイント(仮称)を手に入れる。
特殊景品に交換する。
特殊景品をクリアポイントと交換する。
クリアポイントを投票する。
なるほどなるほど、この手順なら、たしかに特殊ポイントは優勝にかかわってないわ
納得、納得、、、
するかーーーーーーー
こんな説明どこにもされとらんわ!
どこにもそんなルール存在しないわ!!!!
そんなこんなでざわざわしている中で今度は特殊ポイントの獲得チームの発表です。
1位 ふわっち代表チーム!!!
知ってた。知ってたよ。
ちなみにこの特殊ポイント要素はこの後のミッションで使うコインを貰えるというもの
1位 10枚
2位 5枚
3位 3枚
だったかな?
どれくらい有利になるかって言うと、
コインが10枚あるとめちゃくちゃ順調に行って30分強かかる探索要素が必要なくなります。わーーーい。
ただ、ここは元々発表されていた要素なので文句は一切ありません。
本来、ここで大きな下駄を履かせて盛り上げる予定だったんでしょう。知らんけど。
さて、ミッションスタート。
第三Phaseでのミッションは最大で4500ptをゲットできるものになります。
ここの内容はすみません。
結果発表時にネタバレ禁止と言われたので公開できません。
配信してるのにね。
不思議だね。
リアルタイム配信していた内容でネタバレ禁止って成り立つんだね。
お母さん、僕には日本語がわからないよ
鬼畜難易度の第三ミッションが終了後、結果発表となります。
~~結果発表~~
司会者「優勝はふわっち代表チーム!!!」
(まばらな拍手)
最終得点の発表は無し
なぜ、最終得点の発表がなかったのでしょうか?
不思議ですね。。。
不思議しかない。。。
ただし、その後の簡単な解説の結果として全チームが第三Phaseで最大4500ptを獲得できるうち
最高得点チームが1500ptであることは明かされました。
ルール変更が無かった場合の考察
そうなると、サポーターのポイントが当初のルール通りであった場合、ふわっちチームはかなり勝利条件が厳しくなります
詳細はネタバレ禁止と言われてるため書けませんが、
麵屋武者は第三Phaseで最低500ptを獲得していました。
そうなると、第二Phaseで獲得したポイントとの合計で3100ptになります。
一方、ふわっち代表チームは
1620pt+最大1500ptで3120p
麵屋武者と僅差で優勝です。
詳細は書けないのが残念ですが、最終得点が公表されていないからどこのチームが優勝の可能性が残っているかをここではお伝えできません。
ただ、ヘタなルール変更などしなくても、ふわっち代表チームにも優勝の可能性はあったのです。
そして、ルール変更がなかった場合は第二ミッションまでで2位以下だった他のチームが1500ptを獲得して1位の可能性も残っています。
当初のルールでは他のチームが優勝チームだった可能性もかなり高いのです。
今まで、このタカラッシュが運営するイベントはルールに則っていればある程度何をやってもいいという良さがありました。
今回も色々なチームがルールの隙間も狙って色々な準備をしていたと思います。
ただ、運営が発表してホームページに記載してあるルールを曲げられちゃあお手上げですよ。
ふわっち代表チームが頑張れるように下駄を履かせるのはスポンサーを立てるために仕方ないですよ。
ただ、スポンサーは不正をしてまで配信者チームを盛り立ててほしかったのでしょうか?
ふわっち代表チームの皆さんは、真摯にゲームを楽しんでいらっしゃいました。
配信を盛り上げるための工夫もしていたし、休憩時間で他のチームと雑談なんかにもチャレンジしていました。
彼らは依頼された仕事をご立派に全うされていたので何も悪くありません。
おそらく、特殊ポイントのルール変更すら知らないでしょう。
ただ、運営の姿勢としてはいかがでしょうか?
メイン参加者となるプロハンターは年額55000円に加え、タカラッシュ社が主催のイベントに年間でかなりの金額を落としています。
宝探しを楽しみつつ、多くの時間とお金を費やしている中、年に一度のお祭りなわけです。
このお祭りへの参加費用はプロハンターチームは一人当たり25000円支払ってます。1チームを除いて3人チームだったので、ほとんどのチームが75000円払って参加しています。
その人たちを今回はあまりにも蔑ろにしすぎではないでしょうか?
最初から、観戦者の応援が優勝に直接関わりますと言われていたらどうだったでしょうか?
おそらく、各チーム全力で観戦者を集めていました。
ちなみに、今回、ポイントがゲット可能な現地アクティビティ参加可能チケットは2000円×300枚=60万円でした。
もしかしたら60万円で買い占めるチームもいたかもしれません。
なんせ、500万円です。
60万円使ったところで440万円残っています。
むしろ、ハイリターンな投資にしか見えません。
正直、我々のチームも買い占めていた可能性はあります。
スポンサーが神様ですか、そうですか。
ずっと会社にお金を落とし続けているプロハンターよりも
イベントの賞金を出してくれた会社に貢献する方が大事なんですよね。。。
広告代理店かよw
タカラッシュは宝探し企業じゃないのかよw
すでに、多くのプロハンターの皆様が運営側に問い合わせをしていますが、
納得のできる誠実な回答をしていただきたいものです。
ちなみに、イベント全体としては運営スタッフの皆さんも一日中頑張っており、
多少、文化祭パートが長すぎたり、各種ゲームバランスに難があるものの、宝探しも楽しめ
謎解きもレベルが高く面白い謎があり
楽しかったのです。
ダメなのは運営のサイレントルール変更だけ。
長文になり失礼しましたが、短くまとめると
まとめ
ルールの中で各チーム、全力で頑張りました。
運営が明確に記載している最も重要なルールの一つを曲げました。
スポンサー推薦チームがゲームに一切参加しなくても優勝できるレベルのポイントをゲットしました。
そのまま優勝しました。罪のない彼らは無邪気に喜んでました。
リアルタイムに配信されてしまっているから優勝をなかったことにしたらスポンサーにブチギレされます。
ルールを変えた部分について、明確に説明しないとプロハンターの皆様がブチギレたままです。
ということでした。いやーーーー。昨日は酒が進んだ進んだ。。。。
あと、最後にふわっち代表チームの皆様、優勝後に話しかけて頂いたのに若干、愛想が悪くて大変申し訳ございませんでした。
ちょっと運営にキレてましたがあなたたちには全く敵意はございませんでしたのでこの場を借りてお詫びを申し上げさせていただきます。
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