過去の想起に孕む危険性
私の旧知の友人の1人は、深夜に高校時代の写真を嬉々として送りつけてくる習性がある。私の所謂人生におけるピークにあたる時期は高校時代であるのだが、当時の記憶を刺激されると「懐かしい」という感情よりも遥かに強い「痛み」が私を襲う。周りから見てどうであるかは本当にどうでもいいのだけれど、私の記憶が改竄されていなければ間違いなく輝かしい青春を送ることができた。周囲から見れば陰のモノだったのかもしれないが、さっきも言ったように周りの意見はどうでもいい。黙ってくれよ。とにかく、私にとっ