🍅カナコのトマト日記🍅
こんにちは!
私は東京都から「地域みらい留学365」の制度を使って、北海道鵡川高等学校に高校2年生の間の1年間、留学しています。
私が4月にむかわ町に来て初めに感じたことは、「畑がとても広い」ということでした。鵡川高校へ登校するときには、右を見ても左を見ても畑が延々と続いている…という風景を毎日目にしながら通学をしています。
畑の広さに驚いたことから、むかわ町で農作業を体験してみたい!と思うようになりました。
コーディネーターさんと一緒にトマト農家の平島さんを訪ねたところ、留学期間の1年間を通して農作業の様子を見学させていただけることになりました。平島さんは、鵡川高校の同窓会長でもあり、鵡川高校生のためなら…と快く受け入れてくださいました。ありがとうございます!
これから農家さんのところへ行って初めて知ったことや驚いたこと、農家さんの困りごと、作物の成長の様子などを投稿していきたいと考えています。
5/14のトマトの様子
4500株 ×2, 5500株の計14500株の苗を植える前の状態を見ました!
5/18のトマトの様子
ベッドになる部分が作られていました!
この黒いベッド部分にトマトの苗を植えるための穴を開けていき、支柱を立てていきます。
また、ベッドの下に通されたチューブから、水や液体の肥料が散布されます。
5/25のトマトの様子
つぼみがはっきりと見えるくらいまで成長していました!
6/2のトマトの様子
黄色いトマトの花が咲きました!
そして、トマトが倒れないように支柱にはスズランテープが縦横に結ばれていました。
水やり
太陽が照る中、葉に水がかかってしまうと水がレンズの役目をしてしまい、葉っぱが焼けてしまうそうです。
そのため、水やりをする際は葉に水がかからないよう、1株ずつ手作業で水やりをしていきます。
受粉方法
約6年前からブロワーという風を吹き出す機械を使い、受粉を行っているそうです。
以前はセイヨウオオマルハナバチを使って受粉を行っていましたが、
・蜂や巣箱にコストがかかること
・巣箱の中が暑すぎて蜂が巣箱の手前で羽をパタパタ羽ばたかせて巣箱内部に風を送ることにエネルギーを使ってしまうこと
などのデメリットがあったため、ブロワーを導入したそうです。
トマトの病気
枯れた葉っぱには病気がつきやすく、1番の敵は灰色カビ病だそうです。
そのため、収穫を終えると予防のために葉っぱを取り除きます。
トマト同士の生存競争
苗を植えてから10日で根が競り合い始め、生存競争が始まるそうです。
後から植えると競争に負けるので、育ちがおかしいと思った苗を3日4日経ってから植え直すとその木はもう育たなくなってしまうそうです。
植物も自分の居場所や生きる道を獲得していきます。
トマトの誘引
トマトの葉っぱは10日ごとに20cmずつ伸びていくそうです。
2m以上伸びてしまうとハウスの天井まで到達してしまうので、洗濯ばさみのような誘引クリップを用いながら斜めに伸ばしていき、天井までの距離を伸ばしていきます。
肥料と水をあげれば延々と伸びますが、寒くなる前に先っぽを切ってしまうそうです。
そうすると先っぽに栄養がいかなくなるので、トマトの果実に栄養がいくようになります。
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