コーヒー屋の何を見ればその店のこだわりが分かりますか?
はじめまして。
回答リクエストありがとうございます^^
お店側から見て、利用者の方にこだわりを感じてもらうために
力をかけるポイントという点で、お答えさせて頂きますm(__)m
お店として、そして珈琲としてのポイントを二段階で回答いたします。
まずは、お店として。
コーヒー屋も結構ジャンルが増えてきているのですが、大きく分けてこんな感じです。※一旦思い付きで書きます。
・純喫茶
・軽食喫茶(ビジネス街によくあるタイプ)
・フード・ランチ系カフェ
・ドリンク系カフェ
・スイーツ系カフェ
・コーヒースタンド
・ビーンズショップ
それぞれでもちろん特徴とこだわりが異なるんですが、
お客様に認識してもらうには、**何を売っているのか?**という観点が結構重要です。
見てほしいのは、何を売っているかというところがまず最初です。
お店としてのこだわりは実はしっかりと見えていて、**看板や店名**に表れています。
そもそもここでランチやカレーなどのフードをメインにおいていれば、
コーヒー屋としてのこだわりは二の次ということになります。
それはそれで、そういう業種業態なので、いいと思います。
ここでお店の店頭から、看板などに「コーヒー」が出てきていれば
**コーヒーに自信とこだわりがあるんだな**、ということがわかります。
では、コーヒー屋としてのこだわりですが、
コーヒー屋としてのこだわりは正直かなり広範囲で細かく出てきます。
・使っている豆が違います
・賞を受賞している
・チャンピオンが抽出している、焙煎している
・お客様に合ったコーヒーを提供します
・健康で安全な豆を提供しています
・オリジナルのブレンドを提供しています
etc
こちらも一刀両断しますが、コーヒー屋としての価値は
商品(物の質)とサービス(役務としての質)で測ることが出来ます。
**①スターバックスを思い出してみてください。**
良質なデザイン、ハイレベルな接遇、豊富なメニューとサイズ、
ブランディングされたブレンド豆たち、笑顔の素敵なスタッフ
どちらかといえばサービスよりの価値が高いですが
商品の質も合わせて良質なのが特徴です。
なので価格も高いですが納得して利用される方が多いです。
**②続いて、ブルーボトルコーヒー**
世界有数のシングルオリジンを使用、アロマとフレーバーを十二分に
感じられる特徴的な焙煎、香りと味を引き出す抽出技術
どちらかといえば、商品価値をブランディングのてこにしています。
価格もその分高価です。
**③最後にコンビニコーヒー**
実は結構いい豆使用。焙煎が日本人向け。接遇はないけど提供受け取りが簡単
何より安い、手軽、どこでも飲める。
どちらかといえばコーヒーとしての商品価値もありますが、
コーヒーが飲めるというサービスよりの価値重視ですね。
話をコーヒー屋さんに戻します。
①②③の例に挙げましたが、実はこだわりというのは響く人にしか響きません。
一番楽しいのは、こだわりのポイントを物凄く幅広く持っておくことで、
コーヒー業界そのものを楽しむことだってできちゃいます。
ただ小規模店でも大規模店でもそうですが、ターゲットを絞っています。必ず。
この場合、このこだわりが響く人たちという設計がなされています。
それが明確になるのが、メニューなんです。
結論ですが、
**メニューを見て選べる選択肢の幅と質、そして接遇**
が、最終的に珈琲屋としてのこだわりが詰まっています。
選択肢が多いカテゴリ(例えばエスプレッソメニューが多いなど)は
そのカテゴリを楽しんでほしいからこそお店として提供を頑張っています。
逆に選択肢が少ないカテゴリ(ドリップだけ)は、自信の表れや
そのお店のポリシーからおすすめされていることが多いです。
接遇に関しては、購入してみればわかりますが、再来店のためには重要な
ファクターになってきます。接遇が悪いと飲食店的にしんどいです。
ちなみに私事で言うと、こだわりってあんまりありません。
全部楽しめたら一番楽しいですし、「ああ、そういうおみせかぁって」
って感動する方が、気持ちよくお金払えますから。
それでは今日もよい珈琲に出会えますように。