【アレコレ雑記】名探偵津田で心底笑う
[名探偵津田とは]
テレビ番組「水曜日のダウンタウン」のコーナーの一つ、正式な説の名称は「犯人を見つけるまでミステリードラマの世界から抜け出せないドッキリ、めちゃしんどい説」
[概要]
お笑い芸人『ダイアン』のツッコミの津田篤宏氏(ゴイゴイスー)が、偽ロケ中にいきなり殺人事件に巻き込まれたらどうなるのか?という検証。
なお、事件を解決するまでは帰ることができない。
「水曜日のダウンタウン」を毎週視聴しているわけではないが、コレだけは絶対に観るお気に入り。
津田氏が偽ロケ先で次々と殺人事件に巻き込まれ、右往左往、大パニックの中ヒントを探しながら、事件解決に奮闘してゆくその様子がなんとも言えないドラマを生み出している。
開始直後は文句タラタラで、嫌々ながら捜査をしていた津田氏が、助手役におだてられ徐々に名探偵風の動きに変わっていく様が非常に面白い。
ポンコツな逆転裁判のよう。
このコーナーのテーマが「犯人を見つけるまでミステリーの世界から抜け出せない」という検証なので、犯人を間違えたり、証拠を見つけられないと番組が全く進行しない上に、帰宅することができなくなる。
RPGのように物語が展開していくため、次へ進行する”キッカケ“を見つけないと助手役や居合わせた人間も、同じセリフを繰り返すbotとなってしまうのだ。現実でやられたら結構怖いな、と思う。(かなりのポンコツ探偵なので、終始間違えてはパニクる)
リアル脱出ゲーム。
そのゲームにプレイヤーとして参加する津田氏という人間は関西で言う、イラち(イライラでせっかちな人)で文句たれ(文句ばっかり言ってる人)なのだが、その振る舞いが俗に言う『やれやれ系主人公』のようで余計に面白い。(良く書き過ぎた)
なんだかんだ文句を言いながら事件を解決する天才タイプのように見えなくもない。(良く書き過ぎた)
そんな津田氏も終盤では完全に世界観に入り込み、助手役にヒントをもらいつつ、謎を解き明かしてゆくのだが、これまでのストーリーのヒントや伏線の点と点が繋がると、人間はこんなにも目が見開くんだなとか、パニックを起こすと本当に挙動がアワアワするんだなと物凄い観察しがいがある。
どこかで読んだようなミステリーのストーリーやシチュエーションなのに見入ってしまう。
バカバカしいバラエティ演出有り。そしてアホアホしい主人公。(褒めています)
ポ◯コレだの配慮だので笑ってはいけない風潮と制約を吹っ飛ばしてくれるから好きなのだ。(※全てのポリコレが悪いと言っているわけではない!(これも配慮なのか))
そして何より注目したいのは、ドッキリに近い企画なのだが一応「検証」なので、仕込みがすごい。
何週間も前から、津田氏に接触し、タクシー内での会話や仕事の打ち合わせなどで事件へのヒントとフラグを散りばめていく。
同番組の別のコーナー内に事件のフラグを立てたり、出演者も協力してミステリーの世界に津田氏を引きずり込むため、津田氏は自分の生きている虚構と現実の“世界線“がわからなくなって混乱する。
その様子はまるで異世界転生もののよう。
なんだかこの世界線が増えるというシチュエーション、どこかで観たような……
津田氏の推理の選択肢によっては、一歩間違えると本人すら死ぬかもしれないフラグまである。ストーリー進行上、探偵が殺されるかもしれないシチュエーションのバッドエンドミステリー怖すぎる。
主人公Dead ENDになったら検証はどうするつもりだったのだろうか。
昨今テレビ離れで、例に漏れず自分自身もテレビはネトフリかアマプラを見る道具になっている。
そんな中でもワンコーナーとはいえ、楽しみにしている番組があるというのは、一週間のテレビ番組であーだこーだ盛り上がった学生時代を思い出した。
なぜこの記事を書いたのかと言われたのなら、テレビで大笑いしたのが久々だったから、忘れないため記録に残したくなったのだ。
それだけ、自分にポジティブな影響を与えた情報をまとめたくなった。
あと単純にこういうお笑いが好きならばオススメ。
法を破ったり、素行で津田氏がニュースにならない限りは、今後も名探偵津田の動向をチェックしたい。
気になる方はTVerでイッキ見できます。
年末年始のこの忙しい時期に、一度脳みそを空っぽにして、何も考えずに笑いたい方にはオススメである。
━おしまい