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パーツを失い存在を失ったこと
突然電車から投げ出され、次の瞬間意識だけになっていた。耳が鳴る。頭がふわふわする。眼前が真っ白にひたすら眩しい。
そして次のシーンにいきなり飛んだ。マンガの展開様式が現実になったよう。次のコマに目を向けたマンガのよう。状況が飲み込めない。視覚が与える情報が脳でプロセスされず宙に浮く。不意に気づくーー身体のパーツが、夜道に散らばっている。四肢のいずれかだろう。どこだろう、まだ分からない。意識のある「
本noteを、より自分仕様にアップデートする
今まで何となく書き留めておきたいこと、オープンにしておきたいこと、共有したいことをここに少しずつ積んできた。
だけど、時間が経って、ああそうじゃないな、とか、こういう表現にすればよかったな、とか、思うことあり、非公開にしたり、いつまで経っても公開できなかったりした。
だけど・・文章はいつもつくりかけなんじゃないのかな。
絵画のように。
音楽のように。
技術開発のように。
社会のように。
私たちの
バレンタインデーだし恋愛を考える
恋をすることは、苦しいとか楽しいとか、情緒がぐるぐるするのをひたすら楽しむ個人的なレクレーションだと思うが(本質的には種を保存するため、みたいな教科書的な解釈はいらないーだって、別にそのために恋愛しているわけじゃないでしょ、わたしたち)、これはずいぶんしんどいエンターテイメント。相手の一挙手一投足にドキドキしたり、落ち込んだり、かってに怒ったりするのを楽しむわけだから。嫉妬という複雑怪奇な副作用も
もっとみるマクドナルドと少しのイヤ感
コーヒーがきれたのだけど、道向こうにマックあるので、朝のコーヒーを買いに行った。
そういえば、先日新聞記事に、スタバがプラスチックのフタをやめると書いてあった。私は、あのフタ、あまり好きじゃないし、それこそ一回しか使わないし、他の用途もないので、いいニュースだと思ったんだった。
ストローにしても、プラスチックの袋にしても、だんだん使用しない方向に、日本の社会も動いている。欧米に比べたらスタート
蒼い黒い宝石のような海岸にて
旅をしていた。久しぶりの感覚。独りで旅していた。ここはアフリカだったか、それともカリブ諸島か、記憶がぼやけていた。水の少ない大地を何時間もかけて移動したのちに着いたパラダイス。速度を落とした電車から、見たことも想像したこともない美しい水辺の景色が広がっていた。
びっくりするくらい砂が真っ黒だった。しっとり、豊かにミネラルを含んだ漆黒。そして、海は青黒くうねり、波が、黒く光る岩肌にぶつかり、白く眩
妄想共生社会〜生ゴミ編
だいぶ前に、クラブハウスで仲良くなったお友だちのお部屋に入ったとき、自分の妄想の話を挟み込んじゃったりしたんですが、その妄想💡を、行動力ない私の胸の内にしまっておいても何にもならないまで、ほあほあしたお絵かきにしてみました。Twitter だけだと埋もれていくしね。
ハッシュタグもつくってみたりして。
コロナでニオイが…なストーリー
インターネット上で集めた情報や身近なコロナ罹患経験者の話などに基づいてつむいだストーリー。リアルさを求め、コロナのひとつの切りくちにしてみる。特定の人に対する偏見や余計な詮索につながらないよう、あくまでもアノニマスで。複数のリアルから一人の像を描いてみる。
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コロナにかかった
というか、PCR検査で陽性だった。でもそれは、鼻の奥にぐいっと綿棒を押し込まれて、よだれを吐き
clubhouseで「capoeirax何とか」という実験④:capoeira x お魚 / capoeira x fish その2
clubhouseでカポエイラと、カポエイラとは全く関係ない何かを無理やりかけ合わせたら、カポエイラの何か興味深い一面に光があたったり、思わぬ共通点を楽しめるひとときになったり、ステキな出会いにつながったりするのではないかというTOSHIさんのアイデア💡より始まったcapoeira x 何かroom、第四弾は「capoeira x お魚」。TOSHIさんと、「心にあたるアクアリウムをコーディネー
もっとみるclubhouseで「capoeirax何とか」という実験④:capoeira x お魚 / capoeira x fish その1
clubhouseでカポエイラと、カポエイラとは全く関係ない何かを無理やりかけ合わせたら、カポエイラの何か興味深い一面に光があたったり、思わぬ共通点を楽しめるひとときになったり、ステキな出会いにつながったりするのではないかというTOSHIさんのアイデア💡より始まったcapoeira x 何かroom、第四弾はこれ。2月9日に開催しました。すごい時間が経ってしまった。反省です。反省なのですが、とに
もっとみるclubhouseで「capoeirax何とか」という実験③:capoeira x おいしい粉 / capoeira x high quality flour
clubhouseでカポエイラと、カポエイラとは全く関係ない何かを無理やりかけ合わせたら、カポエイラの何か興味深い一面に光があたったり、思わぬ共通点を楽しめるひとときになったり、ステキな出会いにつながったりするのではないかというTOSHIさんのアイデア💡より始まったcapoeira x 何かroom、第三弾はこの、怪しげなタイトル(当初の予定ではcapoeira x おいしい白い粉)。2月4日に
もっとみるclubhouseで「capoeirax何とか」という実験②:capoeira x manga (international)
clubhouseでカポエイラと、カポエイラとは全く関係ない何かを無理やりかけ合わせたら、カポエイラの何か興味深い一面に光があたったり、思わぬ共通点を楽しめるひとときになったり、ステキな出会いにつながったりするのではないかというTOSHIさんのアイデア💡より始まったcapoeira x 何かroom、第二弾はこれ。2月4日に開催しました。
manga?international?そうなのです。
clubhouseで「Capoeirax何とか」という実験①:Capoeira x 天文学史
clubhouseでカポエイラと、カポエイラとは全く関係ない何かを無理やりかけ合わせたら、カポエイラの何か興味深い一面に光があたったり、思わぬ共通点を楽しめるひとときになったり、ステキな出会いにつながったりするのではないかというTOSHIさんのアイデア💡より、早速設定した第一弾がこれ。2月1日に開催しました。
TOSHIさん・Hirokoさんと、天文学史家タロウ氏。正直ほとんどみんな同じ部屋に
「ぺんきゅう」と言った勇者
ぺんきゅう!!
小学校高学年の背の高い彼は、笑顔で元気にそう言いはなった。Thank youと言ったのだった。
もう15年ほど前の話だ。当時私は、地方の、ある英会話教室の担当をしていた。
その彼は、親の転勤で引っ越してきて、まだ右も左もわからないまま、私の教室へやってきた。見知らぬ土地で、初めての英会話クラス。最初はがちがちに緊張し、声も蚊の鳴くようだったが、彼はまっすぐで、物怖じしないひとだった
とみーはピンクを着るのが好きだった
とみーは2歳のとき、父親の仕事の関係で、東京からカナダに引っ越し、学校に通い始めるまでの3年ほどをそちらで過ごした。そのころとみーはピンクが好きだった。理由を聞くと元気に答えた。
わくわくするから。かわいいから。
明るい色が好きな子だった。
ぴんくが好き。黄色が好き。空色が好き。黄緑が好き。
とみーの世界は、楽しくて、明るいかわいい色でできていた。
なのに男児の衣類には、ピンクのものが全然な