【TOP日記〈24〉】目玉焼きトッピングしたときにソース派じゃなかったら大変ね
無意識です。
先日、衝撃的なことを知りました。
なんとこの世には
カツカレーのカツに
ソースをかけて食べる文化が存在するらしい。
カレーの味変化として
ソースやマヨを入れるのは知っていましたが
その人曰く
ソースがないとカツが食べれないんだそうな。
カレーの気持ちは?
私の108ある好物の中に
『ギョウザカレー』というものがあります。
え…
うそ…
ギョウザカレーに酢醤油…??
嫌…
やめて…
カレー味で食べないなら
カレーにカツ入れちゃう理由ないので
もしかしてカレーとトンカツ
別皿のほうが喜ばれるの…?
心の瓶底眼鏡がかち割れた瞬間でした。
それでは、本編。
エドワードの遺したメッセージから時間転移のヒントを得る。
授かったユニコーンホーンの力とミントの法術によって
世界樹ユグドラシルを救い、超古代都市トールへ向かう。
「船長、この辺りでいいです」
「本当にここでいいのか?」
ここはベネツィアの北東、
およそ100キロの沖合い。
トールが沈んでいると思われる地点。
いつもの船長に連れてきてもらいました。
「ああ、後は海中に潜るだけだからな…
世話になったな」
「いや、いいってことよ」
「よし、それじゃあウンディーネを召喚するぞ」
さて、
決して広くない甲板にもう一人増えるのはいかがか。
「我が主よ、用件は何か?」
「水の精霊ウンディーネよ
私達を海底深くに沈んでいる、
超古代都市トールまで導いてほしい」
「承知した
この泡の中に入るがよい」
大人4人が余裕を持って入れるほど
巨大な泡に包まれる一行。
迷いなく海中へドボン。
「何か不思議な連中だったな
よし、お前ら、引き上げだ!」
ありがとう名も知らぬ船長。
もう会うことはないでしょう。
お世話になりました。
海底2万マイル。
かどうかはわかりませんが地に足は着きました。
「わあぁ…」
「ここは本当に海の底なのでしょうか?」
「あ、上に海があるぅ♡」
「おい、遠くに行くなよ
目では確認できないが、
水の圧力に耐えられるくらいの壁で囲まれているんだ」
「時間転移装置なんて、本当にあるんだろうか?」
「とりあえず、トールが沈んでいるのは本当だったんだ
偉大な魔術師の言葉を信じるしかないだろう?」
海中で常に水にさらされているわけではない様子。
ウンディーネの巨大な泡は用済みになって消えました。
壁の内側にどうやって入ったのかは謎。
海底とはいえ日の光は差し込んでいます。
水の揺らめきによってアトランダムに屈折し
何ともロマンチックな光景。
古代の遺物だからなのか、
海中にあるからなのか、
またはその両方なのか。
さびついて開かない扉があったり、
植物が道を塞ぐほど伸び伸びしています。
この場合の植物は海藻なのか?
とりあえず入れそうな建物に入ってみますと
外見とは打って変わって
室内はびっくりするほど綺麗。
ついさっきまで掃除の手が入っていたのでは?
と思うほどですが人の気配はどこにも。
「ん、これは?カード?」
「変な模様…
古代人もトランプして遊んだのかなぁ?」
「それは、我々には必要ないと思うが?」
そう言われてしまうと持って行かないワケにはいきません。
必要なさそうなモノを持って行ってこその主人公。
あるいはただの片付けられない人間です。
街並みを奥に進むと
ひときわ立派な建物が。
しかしドアは開かないようです。
「スイッチみたいなのがたくさんあって…」
「細長い穴もありますね」
「いったいどうすれば?」
「ちょっと待て…
もしかして、あのトランプをその細長い穴に入れれば…」
ほらね。必要なんです。
『IDカード認識
セキュリティシステム解除』
「い、今しゃべったぞ!?」
「誰かいるのでしょうか?」
「でも、人の気配なんてぜんぜんしないじゃん?」
江戸時代からタイムスリップした侍のようなリアクション。
過去の世界に未来人が来て古代文明に触れているので
もう時系列はめちゃくちゃですけどね。
中に入りますと細かく区切られた空間が無数に。
いや、めちゃくちゃ広い空間に無数の柱があるのか?
どのみち使い道はわからないスペース。
そしてさらに無数の小部屋には
無数の宝箱や無数の扉が。
宝箱のうちにたった一つ、扉を開く鍵が入っています。
やみくもに箱を開け、むやみに扉に差し込みましょう。
二度のあたりを引き当てた先に進むと…
『不法侵入者発見、都市防衛システム起動
侵入者ヲ直チニ排除セヨ
迎撃デバイス、攻撃開始』
さぁ戦闘開始です。
ボスというほどの苦戦はしませんので感想はなし。
「敵が何か落としていったみたいだけど…
これは契約の指輪だ!
なぜかダイヤモンドを入手。
まだ精霊いるの?
部屋の奥にはでっかい機械があります。
すげぇでっかいやつ。でっかい。
「これはいったい?」
「かなり特殊な装置のようだな」
突然、なにもしてないのに勝手に起動。
なにもしてないのに機械が壊れるなんてことはなく
大抵はなにかしている結果であると誰かが言ってました。
『メインシステム起動バイオロムチェック』
「な、何だ!?」
「これは!?」
『マザーコンピュータルームへようこそ
私はトールシティの全機能をサポートする
マザーコンピュータシステム・オズ
使用目的を選択して下さい』
機能は時間転移(タイムワープ)のほかにも、
体力の全回復ができます。
さっきの戦闘で疲れたらここで回復しておきましょう。
“全機能”が2種類なのかとか言わないのが大人。
しっかり休んでからタイムワープを選択。
『タイムワープ・デバイスドライバー起動
反重力エネルギーチェック
……
エネルギーが不足…
都市機能回復の必要性あり
ただし、その決定権はトール市長にあり…
…市長の死亡確認』
「……」
『審査中
可決
あなた達を市長の代理人と認めます
よって、都市機能回復決定権は
あなた達に与えられました』
「いったいどういうこと?」
「よくわからんが、
その都市機能を回復させないと
時間転移ができないということらしいな」
他に誰もいないので市長代理になっちゃいました。
具体的にどういうことかわかりませんが
都市機能とやらを回復してみましょう。
『ただいまより都市機能を回復させます
トール市民に警告、トール市民に警告…』
「な、何かとんでもないことしてるんじゃないか!?」
警告を聞き入れるよりも先に
グラグラと揺れ始めるマザーコンピュータルーム。
ただの地震ではありません。
トールの頭上の海面も大きく波打っています。
船長逃げて。
幾度も波を荒げる海から
やがて姿を現すのは建造物。
だけではありません。
超古代都市トールそのものが。
いや、そのトールを擁する大陸が。
「ど、どうやらおさまったみたいだ」
「しかし、なんという科学力だ!
大陸をまるごと持ち上げてしまうなんて…」
表に出てみようと思いましたが
このマザーコンピュータルーム以外の扉は開かない上
ここの扉もオートロックなので
もう一度入るのにいちからキーを探すハメになるので
大人しく転移をしてしまいましょう。
『タイムワープ・デバイスドライバー起動
反重力エネルギーチェック
……
時間転移に要するエネルギーの蓄積を確認…
転移相対年数を述べよ』
「今から102年後の5月21日
地下墓地の一番奥だ!」
『音声認識
時間転移先空間座標、安全条件クリア
メインプロセスを開始します
乗員は所定の位置に移動して下さい』
「行こう、みんな!!」
『乗員を確認しました
転移空間を隔離します
……
空間の隔離を完了しました
界面を現在の時間から切断します
反物質エネルギー解放…
……
ワームホール発生、ベビーユニバース確認
タイムワープオペレーションシステム=オールグリーン
タイムワープ・スタート』
機械的な文言によって時空の歪みが生みだされ、
クレス達の姿はトールから消え去りました。
『プロセス終了を確認しました』
想像もできないような時間を海底で過ごし
ようやく出会えた旅人をその手で送り出し
またひとりぼっちになったオズという名のコンピュータ。
なんとなく寂しげなひとりごとをもって
この時代とはお別れです。
…………
「あの輝きは時間転移の光
答えろ…
奴らをどこへやった?」
「言うと思っているのか!?」
「こしゃくな奴め…
いつの時代に送ったかは知らぬが…
自分自身を転移できないとは、まだ未熟だな」
「……
くそっ!!」
「クククク…
ここで朽ち果てるがいい!!」
今まさにモリスンとチェスターが
ダオスの手によって始末されようとしています。
そう、ここは地下墓地。あの時のあの場所。
突然、魔力の光が辺りを照らしたかと思うと
吹き飛んだのはダオスのほうでした。
「き、貴様らは!?」
「おお…」
「クレス…」
「仲間も世界も、お前の好きにはさせない!!」
「ふん、望むところだ
私には、やらねばならぬ使命がある!!
こんな所で倒れるわけにはいかないのだ!!
ダオスとの3度目の対峙。
チェスター達が“ついさっきまで”目にしていたのとは
格段に実力が異なるクレスとミント。
何事もなく戦闘開始しますが
アーチェもクラースも術を繰り出しています。
この時代でも世界樹が生き、マナが残っている証拠。
こちらのダオスも一応物理攻撃通ります。
クレスは相変わらずの足止め役ですが
これも時空を超えて手に入れた立派な戦術。
ひとつ失敗があるとすれば、
難易度をノーマルのまま挑んでしまったことです。
歯ごたえが…。
「やったか…!」
ついにダオスを打ち倒す。
でもそのセリフは色々よろしくないよクレスくん。
勝利に安堵するのも束の間、
これまた大きな地震が。
これは浮上とかそういうのではないので
地下墓地はあっという間にあちらこちらから
ゴロゴロと崩壊を始めます。
「危ない、逃げるんだ!!」
とっさにその場を離れる一行。
地に伏したダオスの姿は降り注ぐ瓦礫に見えなくなっていく。
「い、いったい、どうなっているんだ!?」
「おそらくダオスが復活する時に
膨大なエネルギーが解放された
地殻に異常が起きたとしても不思議じゃない!!」
「早く!!
地下墓地が崩れるぞ!!」
地下、そして山の麓にあるためか床が崩れた隙間から
真っ赤に燃える溶岩が見え隠れしています。
いくら地下とはいえそんなに近いことあるの?
「おお、クレス
無事じゃったか…
モリスン、これはどうなっとるんじゃ!?」
「トリスタン師匠、早く逃げて下さい!!」
懐かしい顔も加わり墓地から転がり出ると
間一髪のところで全壊。
溶岩に全てが飲み込まれ
炎と噴煙が次々に吹き上がっています。熱い。
埋葬されていた遺体も
火葬どころじゃない焼き加減になっているんでしょう。
ついに、決着。
__________
今回はここまで。
本来の時代に戻り、
ダオスを倒し、
友人を救いました。
怒涛の展開。
決着はつけましたが
物語はまだ続きますので
もうしばしお付き合いください。
それでは。
つゆ抜き牛丼も「牛皿にすれば?」と思う
無意識でした。