建物の構造上、彼らの居心地がいいのかも知れない。。
インドシナの国の建物は長屋スタイルが基本。
プノンペンの建物もほぼ長屋スタイル。
こうやって、隣同士つながっている。
場合によっては、家の裏側同士がつながっていて、
その場合、明かりがとれるのは道路に面した側のみになる。
だから、窓がない部屋も一般的である。
よく、暗くて空気が淀んでいるところに霊がいると聞くが、この手の建物は、そういう場所が多い。
また、暑さ対策で、窓も小さくしているところも多い。
そして、それが夜のバーともなるといろいろ条件が揃っている。
ある夜、在住の飲み歩き友人と、とあるバーに行ったときのこと。
奥のトイレや水回りに通じるドアが少しあいていて、女の人が立っているのがみえた。
あれ?あの子は何してるんだろう?
友人は、トイレいくついでに見てくるよといって、ドアのほうにいった。
「誰もいないよ」
じゃあ、その先のどこかにいったんだね。と思っていると。
ドアの先行き止まりでどこにも通じていない。
寒い・・・
ひょっとしてまた遭遇してしまったのか?
冗談っぽく
「ミエン クマオイ、ミエン クマオイ(おばけがいる おばけがいる)」
と口に出したら、カウンターの店員の女の子が、
「何も言わずすぐでていって!そんなのいないから!
そしてもうあっちにはいかないで!」
と言われ、追い出されてしまった。
その態度で、確信してしまった。。
またひとつ、行けないスポットができてしまった。