海外(カンボジア)ビジネスで大切な事は全てサーシャに教わった⑲サーシャの告白そのニ
「さんざん悩んだ挙げ句、私はカンボジアに残って、成功するために努力する選択をした。
なぜなら、『前髪長くて後ろハゲのチャンスを掴んだら失敗した』という人生のエンディングにはしたくなかったから。
『人生に起こる事は全て必要なこと』
『問題は解決策とともにやってくる』
そう信じて、経営者として、まずは被害に会われた投資家にお金をお返しすることにしたの。
それからは、彼の息のかかっていない有力者に相談して、お金を借りた。その種銭を使って、その方の名前でプノンペンとシアヌークビルに土地を買ったの。そのあとはあなたも知っての通り、シアヌークビルが中国人カジノバブルになって超高騰した。私の目的はまず被害者の方にお金をかえすことだから、売り買いを繰り返して、その金額に達成した時点でやめたの。
その有力者はここでやめたらもったいないといって、自分でシアヌークビル投資しはじめたわ。でもね、バブルは崩壊するのが決まり。今はまったく回収できていないはずよ。
そのほかにも、お金になるものは今までの研究の成果を発揮すべきときと思っていろいろやったわ。株式投資、FX、仮想通貨など。とにかくお金を作るには労働してはダメ。お金に働いてもらわないといけない。
そして、ちょっと時間かかっちゃったけど、投資家になんとかお金をかえすことができたの。投資家の人たちは驚いて、そして喜んでくれたわ。そして、また私に投資したいといってくれた。
これも単にラッキーだっただけ。
単純なマネーゲームに勝ったというだけ。
お金を返して、いくらかの現金が手元に残った。
それだけのことだった。とてもむなしかった。
あんなにラッキーな人生でスタートして、今はお金を追いかけるだけのつまらない人生を遠い国でやってる。
私が存在していることで誰かの幸せにつながると実感するようなことをしたい。
心の底からそう思うようになったの」
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