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「海外(カンボジア)ビジネスで大切な事は全てサーシャに教わった」をキンドル出版してみた。
この物語自体はちょっと仕事でしくじって昨年末に現実逃避で書いていたものなのですが、Stay Homeの過ごし方のひとつとして、キンドル本を出してみようと思い、リライトしてみました。
久しぶりの縦書きのワードはなかなか大変でした。グーグル先生に聞きながらも、おかしなところを少し残しながら出版してみました。出版して2日間で4回も修正するという、電子書籍ならではの見切り発車した感じです。
出版まで代
外娼だと思っていたら……
プノンペンに移住したての2013年。
まだ街の灯りもまばらで夜は暗かった。
都会暮らしに慣れている自分には、この闇が怖く、圧迫されるような感じがした。
夜、遊び場からバイクで帰宅する道は、外娼、いわゆるたちんぼうがパラパラ立ち並ぶ道だった。
いつもチラ見しながら通りすぎるだけだった。
そんな中でも、すごい視線を感じる女がひとりいた。
学校の前の街路樹の下に立っていた。
遠くからでも感じる目ヂカラ。
海外(カンボジア)ビジネスで大切な事は全てサーシャに教わった㉒最終話、僕の決意
Bangkok Barを出てから、なんだかそのまま帰る気がしなく、サーシャも同じように帰ろうとしない。
もう一軒どこかいこうか。
こんなとき、きっとこれがドラマだったら、サーシャと男女の関係になり、朝まで一緒に過ごすのかも知れない。
サーシャのことを、いつの日からか女性として気になる存在になっていたのは否定できない。
だまされた元カレの話をきいたとき、勝手に嫉妬していた。
しかし、僕はサ
海外(カンボジア)ビジネスで大切な事は全てサーシャに教わった㉑サーシャの告白(完了)
「廃棄食品もらいにいったBeijing Bar であなたに再会していろいろ話をして、申し訳ないけど、はじめてムハンマドに興味をもったの。あなたは私がいままで出会った起業家、実業家とは違っていたわ。ショックだった。
まったくギラギラしていない。しかも日本という世界の中でも豊かな国からわざわざきて安い仕事を受けて貧乏な暮らしをしている。
しかし、まじめに仕事している。何が楽しいの?って思った。
海外(カンボジア)ビジネスで大切な事は全てサーシャに教わった⑳サーシャの告白その三
ある時、偶然Beijing Barを見かけて立ち寄ったの。特に意味はなかった。北京という名前があの憎い彼を連想させるものだったからかもしれない。もう中国人の前で肩身の狭い思いをしないで生きていけると思ったからかもしれない。
でも入って拍子抜けしたわ。中国人なんて誰もいない。いるのはくたびれた白人ばかり。でもなんかほっとした。この人たちはもうビジネスの一線から退いた人たち。ギラギラした世界とは無縁
海外(カンボジア)ビジネスで大切な事は全てサーシャに教わった⑲サーシャの告白そのニ
「さんざん悩んだ挙げ句、私はカンボジアに残って、成功するために努力する選択をした。
なぜなら、『前髪長くて後ろハゲのチャンスを掴んだら失敗した』という人生のエンディングにはしたくなかったから。
『人生に起こる事は全て必要なこと』
『問題は解決策とともにやってくる』
そう信じて、経営者として、まずは被害に会われた投資家にお金をお返しすることにしたの。
それからは、彼の息のかかっていない有力
海外(カンボジア)ビジネスで大切な事は全てサーシャに教わった⑱ サーシャの告白その一
翌日サーシャは18時にプノンペンの南のほうにある、カウンター中心のダイニングバー"Bangkok Bar"を指定してきた。
Beijing Bar といい、ここといい、サーシャは地名が入っているバーに縁があるのか?
きっかり5分前に到着。サーシャはまだきていない。
18時ジャスト、サーシャ到着。
「さすが、また日本人タイムね」
「サーシャもいつも時間きちんとしてるね」
「カンボジアにい