ききみみ頭巾

誰もが愛される存在だと気付く社会へ貴方を大切に思っている私にどうぞお話を聴かせてください。

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最近の記事

柔だね

人さまに要らぬ気を遣わないと心に決めてから10年が経ち その訓練を手助けしてくれる様な環境が用意された。そのお陰で随分とマイペースで生きてこられている瞬間が増えた。 先日、僅かな不調を感じただけで気弱になり繊細な想いが押し寄せた。 その想いが更に身体に影響を及ぼす。 この癖は、きっと今に始まったことではない。 子供の頃不安がいつもあった。いつも身体の細部に神経を集中させた。 病弱という訳では無いので、誰も気付かない壊れそうな儚い自分。 幼いから分析など出来る筈も無く、駄目な

    • 見える空を越えて

      和暦新年早々に決して笑えないミスに関わった。記憶力に自信の無いなか経緯を思い出すのに苦労する。同じ事を繰り返さない為にたいそう海馬の中で迷子になった。 さてその後、誰にも見えない様な些細な業務の取り組み方が変わった。自身の瞬間瞬間の疎かだった取り組みが見えたからだ。その細かな部分を変えてみる。コアへ進むように。変わる工夫は面白いものだ。 気を張って過ごした数日間が終わり、本日は正真正銘の休暇。 何もしない、予定を入れないと決めたら傾聴の申し込みも無く 与えてくださった今日

      • 片付けさせて頂ける喜び

        和暦 新年が明け、空き家となっている実家の片付けを目的に甲府へ行って来た。 南アルプス甲斐駒を眺めながら、山々が当たり前にあるこの地を愛おしく思う。東京生活しか知らない私にとって地方暮らしは未知であるが。 それでも、40年を超える夫の家族との関係は深く、年に何度も帰省していたから両親の居ないこの家は勝手知ったる実家ある。 亡くなった当時のままの家は寂しさに満ち溢れていた。昨年の夏に久しぶりに訪れてひしひしと悲しみを感じ、片付けをしたいと心から思った。 それから3度目の

        • 自身の中の不穏なものが充満したら、いろんな形で不穏な出来事が起きて来た。私は目を瞑る。起きる出来事よりも私の中のものを鎮める為に。空と繋がり 天に任せ。巡る想いを漂わせる。宇宙に浮かぶ様に。 そうきっと間もなく落ち着くはず。

          抱かれて

          朝早めの傾聴のお陰で久しぶりにひとり浅草寺へ。 万物から守られていると体感している中でも その気付きを与えてくださった観音様。     足繁く浅草寺さんや奈良へ通った時期があった。 「いつか通わなくなるトキがくる」と師と慕う方から言われた言葉を冷ややかに聞いていた頃。 今なら分かる。 しかしながら、久しぶりの浅草寺はやはり心地よく、夕座の法要を全身で受けて命のエネルギーが巡った。 境内で、空と語り、書物を紐解き、そして書き留める。浅草の美味しい食事をして、仲見世の老

          伝える事は信じること

          気持ちを伝える事は何と難しいことか。    心を開き遠慮なく言葉を選ぶ。 持ち合わせる決して多くない言葉を駆使し   そして伝えられた側の持ち合わせた決して多くない言葉の中で受け取る作業。何とも心許ないものだ。 だとすると後は、お互いの想像力、思いやる気持ち、それまでのお互いの関わり方等に頼るしかない。 信じているから伝えようと思う。 それは、私を理解してくれると信じるではなくて、相手が真摯に耳や心を開いてくれる信頼だ。 お互いに伝え合ったと感じる事が出来たならば 

          伝える事は信じること

          大晦日に捥がかず

          さて我が家は大きな課題を抱えた者たちが集合している。それぞれのやり方で、それぞれが刻々と過ぎていく"今"を過ごしている。 私はその中での生き方を試されている気がしている。 心を痛めず睦み合い尊重する。なんと難しい事だろう。だが私の理想は分かっている。気負わず策を講じずありのまま…なのだから。 今、和暦元旦を前に静かな時を過ごしている。 手に取れないでいる書籍を積み、和暦日々是好日の手帳を開く。 最後のページに記されているコラムに目を落とせば "千里同風"  目に見え

          大晦日に捥がかず

          我儘に生きる

          新年6日に目を回した。朝目覚めたらぐるぐると、あ!やってしまったと慌てて目を瞑り身体を固くした。 10年以上前にハードな作業とストレスで激しいめまいで入院した経験があり、そこから私の病院嫌いが確定した。 暮れから多忙と言えば言い過ぎでは無いが、  全くもってあの時の状況とは天と地の違いがある。なんとも情けない。 私の脳は優秀ではないが...いや優秀で無いから  使いすぎる。直感で生きると言っている端からこの始末だ。 頭では筋書きをたて策を練る。無意味な作業だ。だから頭

          我儘に生きる