前橋旅行記
こんにちは。久々のnoteへの投稿になります。
久々だからということをいいことに、
「そういえばこんなことあったわ!」なんてのがあったら随時付け足そうかな、と。
言い訳していいわけなんです。
ご一緒に旅行したノルさんのnoteもご一読いただければ。
今回の旅行のメインをまとめてくださってます。
https://note.com/nollish/n/n63bb1b9383ab
先日、群馬へ旅行に行ってまいりました。目的は、萩原朔太郎。
そんな彼の誕生日をお祝いして、11月1日にnoteを投稿してみようかな、と。
萩原朔太郎とは口語自由詩を広めた詩人の1人と言われております。詳しい解説はWikipedia見た方が早いのでそっちを見てくれ頼む
そもそもですが、「文豪とアルケミスト(文アル)」というゲームの中で萩原朔太郎の声が野島健児という安直な理由で興味を持ち始めたのがきっかけです。
今は文アルの推し、誰だろう。
大学が文学部だったこともあり、卒論も文学についての論文を書きました。本って楽しいな〜という経験がその時からありました。しかし、社会人になってからなかなかプライベートの時間を作るのに苦労をしていて、文学を探るための旅にようやく出ることが出来ました。
脱線しますが最近ヘミングウェイ著『老人と海』を読了しました。学生時代の恩師が「一度でもいいからヘミングウェイを読め」と言ってたのを思い出しました。
さて、その文学への熱が最近戻ってきたなぁ、と。
そのワクワク感を踊らせながら楽しみにしておりました。
が、当日。寝坊しました。1時間。
そんなドタバタから始まった今回の旅でした。それも旅の醍醐味のひとつです。連れの方にはご心配お掛け致しました。すまんかった。
本当は在来線で鈍行の旅を満喫する予定でしたが、急遽新幹線に変更しました。
新幹線の居心地の良さは理解してたので、これから旅に出るワクワク感を脳内にぶち込んでくれました。
とか言っときながら寝てたんですけどね
あと一眼の設定の直し方分からんくて思い描いてる写真があまり撮れなくてかなり悔しかったです
まぁ、一番の目的ではないので良しとしてます。
旅にトラブルはつきものです。
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萩原朔太郎の生家跡→前橋文学館→前橋東照宮
この3箇所を巡らせていただきました。
それぞれ感じたことについて、綴らせていただきたく存じます。
萩原朔太郎生家跡
萩原朔太郎が実際に過ごしたと言われている生家を見学することが出来ました。彼は群馬県前橋市出身の文豪です。
彼は、医者の両親の元生まれたと言われております。その病棟部分はウン十年も前に撤去されてしまったため拝見することは出来ませんでしたが、書斎、離れ座敷、土蔵を見学させて頂きました。
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当方身長175cmなのですが、やはり時代が時代なので平均身長がまだ低めなのかな?と思いました。並んで撮ってみました。
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まさかの地面に詩が掘ってありました。
地元の人にはなんて事ないのかなと思うのですが、我々からしたら「こんなところまで散りばめられてるの!?」と興奮してしまいました。
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書斎
文字の通りですが。
朔太郎が生前に実際に執筆していた書斎に入らせていただきました。
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朔太郎の年表(前橋文学館のサイトから引用)から見るに、彼は3歳の頃にオルゴールに興味を持ったと記されています。
その幼少期の影響が強いのか、どこか洋風なモノを取り入れてるような印象を持ちました。
棚に飾られているモノ、ソファの色。どこかモダンさを感じました。オシャな人。
朔太郎が生前にiPhone持っててもおかしくなかったかもしれないですね(それは言い過ぎ)
しかしここで実際に執筆されてたんだ。と思うとテンション上がります。
推しと同じ空気吸ってるようなもんですよ(オタク)
離れ座敷
主に来客の絶対に朔太郎が使ってた座敷も見学させていただきました。
北原白秋や室生犀星、若山牧水等が訪れたことがあるようです。
朔太郎って白秋や犀星に対して奥さんと仲良くしてると「僕という存在がありながらなんてことするんだ!」ってなかなかイカれたこと言ってたようです。
現代で言うところの内向的な人間だった朔太郎。心を開いたらとことん甘えちゃうところがあったからこそのことなんでしょう。
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前橋文学館
文学館に行くことってそんなにないなぁ、と思いながら朔太郎の文学を触れる為に行かせていただきました。
そこでムットーニシアターや朔太郎展示室を拝観しました。
文学館は文字との出逢いの場所です。心を揺り動かされる言葉といかに多く出逢ってもらうのか。
文学館は建物のことではありません。文学館は出来事です。その意味では、前橋のあらゆる場所が文学館になりうるのです。
文字離れと言われる今、文学館の役割はとても重要です。
「言葉は人間が作ったものだけれど、それ以上に言葉によって人間は作られている」からです。言葉を粗末に扱うということは、人生を粗末に扱うことです。
前橋文学館で出逢った言葉や出来事によって、人生がより深い味わいあるものに変貌する。そんな文学館にしていきたいと、今強く思っています。
文字との出会い。
言葉って重いですから。感動することもあれば、言葉ひとつで傷つけることだってできます。
そのニュアンスが美しさを醸し出してる側面もある、と僕は考えております。
ムットーニシアター
朔太郎の詩を人形劇にて表現されてました。
「殺人事件」
「風船乗りの夢」
「アンダー・ザ・ウッズ」
「アンダー・ザ・ムーンズ」
以上の4作品。
箱の中の人形劇で詩を表現していて惹き込まれました。
入ってすぐ開演だったので、写真を撮るという行いそのものに意識を向いてませんでした()
前橋東照宮
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江戸初期の大名松平直基公が幕府より最初に賜った領地、越前勝山(福井県)にて 寛永元年(1624年)に創建した神社。
らしいです(雑)
この時におみくじを引きました。
同行した人と以前京都に行ったのですが、その時もおみくじ引きましたね。
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東照宮なので徳川家康にまつったものですね。
あまり大きくはないですが落ち着く東照宮でした。
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見たかった場所は全部回れたかな、と。
日帰りで結構弾丸でしたが楽しかったです。
文学館巡りもいいですね。割と近場に文学館があるので、興味がある作品/作家の展示会が開催されることがあれば伺ってみようかなと思いました。
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