見出し画像

書くのがどうしてもこわい

世の中の書き方指南書には、“自分の言葉で書きましょう”とある。
ほんとにそうだと思う。

しかし世の中には、「自分の言葉」を見つける作業だけで苦しむ人間もいる。
それが私。

どう苦しむのか。
「自分の言葉」、自分で感じたことを一所懸命形にしようとする。
首と胸の間ぐらいで窒息するような感じになる。
ほんとにその言葉でいいのかな?
それが肩から肘を通って、キーボードを打つ指先まで伝わる。
言葉を放つための空気が指に伝わらない(書き言葉だけど)。
とりあえずいったん飲み込んで、安心して放てられる言葉を考える。
どれも嘘くさく感じる。

そうか、最初に出てこようとする言葉を自分で殺してるんだな。
書いてみて初めて気づいたことかも、大進歩。

「なぜそうなるのか」は考え出すと闇が深そうだ。
また別の15分で書く。

世の中の書き方指南書を否定するわけではない。
むしろ今回書こうと思った一歩を補強してくれた。
世の中のあらゆる「自分の言葉」で書かれたものは、やっぱりおもしろい。
いつか自分も、最初の感動がそのままあふれだすようなものを書けるといいな。

ここまでで今日はキレイに15分。
拍手。

■参考 さいきん読んだ・読んでいる本

自分語り苦手な私の背中を押してくれた本。

この本にある「クリシェ(常套句)」まみれについなってしまう。

いいなと思ったら応援しよう!