【INTJ】結論から言うと、ESTJにボコボコにされて離婚した

このnoteの最初の記事はコレ↓である。マッチングアプリを始めてすぐの頃に書いたもの。

あれから3年半。どうなりました?という話です。まぁ結論はタイトルに書いてあるとおり。


離婚までの経緯

1.比較的早期に終わったアプリ戦線

戦略的にアプリを利用したので、比較的早期にアプリは卒業した(登録してから2ヶ月くらいだった記憶)。効率厨なので、土日に2アポ3アポ入れてブン回してました。時間を合わせてくれた男性諸氏、ありがとうございました。

学校や職場コミュニティで自然発生する恋愛と違って、アプリは最初からレギュレーションとゴールが明確なのが非常にやりやすかった。ただ私の場合は明確なデメリットもあったので後述する。

2.交際開始〜私の転職

初期は本当にスムーズだった。というか、相手がかなり私に合わせてくれていた。目に見えて献身的だった。元カレと別れた原因が「生活能力の無さ」「周りの見えなさ」だったので、まさに理想というか。おそらく向こうにとっても、私のような女性は「楽」だったと思う。

やりたかった業界への転職も無事に成功。

3.同棲

私の部屋の更新タイミングと、彼の一人暮らし開始のタイミングが重なる。じゃあもういっそ同棲かとなって同棲開始。

4.雲行き、怪しくなる

同棲後から私の誤算が始まる。母(ISTJ)の影響が無意識下に刷り込まれていた事に気が付き、恐ろしくなり、しかし止められないという苦しみがスタート。

分かりやすく言うと「譲れない」のだ。「誰かの命令で動いている」と思ってしまうと、たとえ恋人であっても反発したくなる。というか、身近であればあるほど反発したくなる。この謎のメカニズムについて、離婚後に自分を振り返ってひとつの結論を得たので、後半部にもさっくり書いておくし、詳しくはまた別の記事で書く。

さらに追い打ちを掛けたのが、INTJの人嫌いがまさかの恋人にまで適用されて、寝室は同じだったが一緒に眠ることが苦痛だった。週に2-3回はリビングに布団を敷いて寝た。ストレスが爆増し、コンビニで散財してしまうことが増えた。

それでも、2人の仲は良好だったと思う。毎週出かけていたし、私も彼も感情的にならない性格だったし。

5.彼の転職

この辺りから明確に「互いのビジョン」がズレ始める。私は仕事を辞める気も、仕事量をセーブする気も無く、それは彼も同じだった。キャリアアップのための転職で、彼はより忙しくなった。彼の中で「仕事に全力を出したい(=家事などの家のことはしたくない)」という思いが強くなったのもこの辺りだったと思う。初期の献身さは薄れていった。

6.入籍

不穏な状況下でなんで入籍したんだよ、と思われるかもしれないが、私は「面倒なことはお金の力で解決すれば良い」と思っていて、彼は「嫁になれば物分りが良くなるだろう」と思っていたらしい。見事にすれ違った。

私も彼もテイカー気質だったのも、離婚に拍車をかけた。テイカー気質というか「奪われたくない」のだ。そのくせワガママとも思われたくないので「相手よりも苦労してあげている」というパフォーマンスは怠らず、結果としてお互いに「勝手に我慢をして、求められていない親切を押し付け合う」という負のループが完成していた。だけどお互いにTJ型だったからか、「数年付き合ったから結婚か」みたいな機序で結婚するという。

傍目から見れば、トントン拍子に事が進んでいる理想的なカップルだったと思う(お互いに内弁慶なので、ソトでは完璧なカップルを演じていたし)。

7.私の部署異動、残業増

ギリギリの状態で回っていた家庭だったが、私が部署異動で残業や休日出勤が増えたところでいよいよ崩壊。コロナの後遺症(喘息)からくる不眠、そして残業増となり、仕事以外の営みのクオリティがだだ下がり。そして致命傷になった。
「本当は家事は一切やりたくない」という主義だった彼にとって、到底受け入れられるものではない。
いくら時短家電を導入したところで、家事がゼロになる訳では無いし。家事代行は信用ならないということでコレもNGだった。

8.決裂、離婚

彼は「結婚までしたのに俺の意見が通らない、仕事に注力出来ない」と主張。私は「サポート属性の女が欲しかったなら、最初から私を選ぶなよ」という意見。ということでお互い譲ることが出来ず、入籍して半年で離婚した。別れる間際、彼から言われた言葉は「ずっと、何を話しても仕事みたいで怖かった」だった。


で、どこでボコボコにされたの?

具体的な期間で言うと6〜7のあたり。ESTJが求めたレベル感に達していない事を常に責められていた。休日にダラダラしているとか、文句が多いとか、実家はもっとキレイだったのにとか。
もしかしたら世間的には「モラハラ」なのかもしれないけれど、違うんだよね。何故なら私も同程度のモラハラをやり返せるから。お互いヒステリーになるタイプではなかったが、冷戦状態で的確にお互いを傷つけ合う行為が繰り返されていたと思う。私は私で「あなたのは物を見えない所に押し込めているだけで整理整頓ではない」とか「子供以外の世話を見る気はない」とか平気で言い返してました。生活費は完全折半だったので、まぁ〜互いに譲歩しないよね。

そうやってゴジラvsメカゴジラみたいな生活を「こんなもんか」と流していたのですが、やっぱりそこは人間、どこかでひずみが出てくるもので。。離婚して一人暮らしが戻ってきた時の開放感たるや。そしてなぜか一人暮らしに戻った途端部屋が前より綺麗になったし散財が減った。結局はストレスのせいだったのか……共同生活向いてなさすぎる……。

次は、に向けた反省

1.目標設定を改める

思うに、彼は「放置してもいい楽な女」じゃなくて「専業主婦希望の女」を選ぶべきだったし、私は「気が回るけど短気な男」じゃなくて「人格を尊敬できる男」を選ぶべきだった。お互いにアタッカー&テイカー気質で、友人や恋人としては良かったのかもしれないけれど、家族としてパーティを組むには適していなかった。

当時の彼に言いたい。「感情ケアも奢りも夜景が綺麗なレストランもプレゼントもプロポーズも結婚式も必要としない変な人間が、献身的に旦那を支えるいい妻になれる訳がないだろう」と。

私にも言いたい。「いくら私の特異な性格を面白がってくれていても、実の母親のことを『クソババア』『無能』と評価する男と結婚してはいけない。それは将来の自分に向けられる言葉だよ。」と。

2.自分の中の歪みに目を向ける

同棲直後から出た私の頑固さについて。なぜ身内ほど頑なになってしまったのか。ただの内弁慶と言うにはあまりにも苛烈で強迫的だったため、離婚後に振り返った。
思うに、私は「家」を「ゼロサムゲーム」と認識しているきらいがある。それは常に父に搾取されていた母をみていたからかも知れないし、母のサンドバッグを引き受けた私を思い出していたからかもしれない。私にとっては家の中の他者は「家族」ではなく「ゲームのプレイヤー」で、そのゲームの目的は報酬の最大化ではなく奪い合いなので、負けてはいけないのだ。

ただ極度に負けず嫌いなだけなら、こうはならない気がする。私の場合、友人や仕事関係者に対して折れることは苦ではない。むしろ友人の場合などは、「この私が折れるってことは、私ってば相手のこと好きなんだなぁ」とか思えて幸せになれるのだ。友人以上に親しくなったり、家、というか自分のテリトリー内に侵入してきた場合にのみ、エネミー判定するようだった。

身近な他者のために折れる事を「負け」として捉えているうちは、私に同棲や結婚、そもそも恋愛自体、向かないんだろう。結局のところ「子どもの時の自分を抱きしめてあげる」しか解決法が無いのかもしれない。いや、たとえ自分に対してでも感情面のケアするの嫌なんだけどな……やらないと駄目か……。

3.マッチングアプリのデメリット

マッチングアプリはレギュレーションとゴールが明確で非常に使いやすかった反面、私にとってデメリットもあった。

あまりにもレギュレーションが明確過ぎて、ゲームとしてこなしてしまった、のである。

攻略法が目の前に見えていたので、最短距離でクリアするRTAをやってしまった。探しているタイプの男にウケそうなプロフィールを書き、その男が求める女性像を演じ、そのまま告白させた。

夫婦となったあとでもそのゲームを続けていられれば、今もそのまま「理想の女性」として振る舞えていたかもしれない。ただ、いずれはどこかでガタが来ていたと思うので、次はあまりゲーム化せず、自分の素と歪みを小手先で誤魔化さずに参戦したい。


要約すると「男を見る目と自分のレベルを上げて、素直に婚活しよう」ですね。単純明快。気が付くのが遅いんだよと言われるかもしれない。3周遅れなので許して欲しい。

とりあえず停滞は嫌なのが私、反省を活かして次に進みたいと思います。

ばいばい。

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