しかし、私は人間です。
3連休。煮詰まる。勝手にひとりで気分転換できるほど、我が家は寛大ではない。僕が気分転換できるのは、妻がジム行ったりできた時の対価として、である。でもなんか最近、妻の体調がイマイチだから、対価のトリガーが発動しない。もう少ししたらアメリカに10日間出張行く。行かせていただく。という、一生返せなそうもない借りも相まって、僕の発言権は極小。僕は家の事と、育の児を司る人型家電になる。ロビタみたいなやつ。シカシ、ワタシハ、人間デス。それも低スペックで故障しやすいヤツ。対人労働すると直ぐ疲れる。1人時間という燃料がないと死ぬ。子どもと僕だけなら、テキトーにやる。ゲームとか与えて寝室に篭ったりできる。しかし妻が一緒だとサボることもできない。本も読めないし、note書く時間もない。結果、3連休2日目にして煮詰まる。初期症状として。頭が回らなくなる。次に行き場を失った回転が、被害妄想気味な、悪い方向に走り出す。いわゆるパルス逆流。自らの脳から溢れた主観の地獄に溺れる。信号断絶。駄目です。完全に制御不能です。そして暴走。コアが爆発。死に至る。今夜は第2段階まで来てしまった。まずい。家族が寝静まったあと、近所のマックに避難した。パジャマのまま。ちょっと今は、子どもの寝息すら聞きたくない。明日の睡眠時間を削ってでも、ここでしばし回復。noteを書いたり本を読んだりする。他人が発する喧騒は心地が良い。どこで誰がどんな音を出しても、振り返る義務がない。注意を向ける必要がない。家の中にいると、家族全員の発する強力な矢印に、五感&シックスセンス、僕のアンテナが滅多刺しにされる。気分になる。そーゆーのが被害妄想気味だっつーんだが。だけど。そーやって、画面に落ちたモノローグを、少しでも客観視出来てる訳だ。出かけて良かった。だんだん人間に戻ってきた。気持ちよくなって、深夜にマックチキンまで食った。ザマー見ろ。これで明日午前、息子の野球試合までは死なずに済む。息子に野球を教えてる爽やかな、または熱血なコーチたち。彼らは1人時間なんて、まったく必要としてなそう。むしろ、他者との関わりを燃料にしているように見える。僕と真逆すぎる。本当に同じ生き物か?社会的な存在として、正しく、強いのは、彼らであるなァ。間違いなく。バニラシェイクを飲みながら想う。僕みたいな人間。人と関わるとエネルギーが消費され、ひとりになると蓄電されるヤツ。彼らからしたら、理解できないだろう。つーか僕の妻子だって理解してくれないし。しかし私も人間です。1056文字