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妻と会話したい

妻とゆっくり会話できない日々が続いている。少なくとも、子ども起きてたら無理だ。一瞬でも夫婦2人で会話を始めようモノならママママ!と寄って来る。カルピス飲みたいとか蚊に刺されたとか金魚に餌やりたいとかYouTubeの電池切れたとか折り紙やりたいとかつまんないとか。もしくは、座ってる僕の太ももに乗ってケツをグリグリ押し付けてきたり、さらにそのまま屁をこかれたり。抱っこやらロボットやらキャッチボールやらアヤトリやら。よくもマァこんなに隙間なく要求するよな、こいつら。一瞬のスキもない。妻と話したいことは色々あるのである。来週の送り迎え体制から、年末年始はどーすんのか。今後、夫婦でどう働き方を考えるか。いつまで賃貸に住んでるのか。じっくり腰を据えて、大事な話をしたいのだ。特に家の話は、先送りしすぎて、夫婦共々、焦っている。少しでも話を前進させたい。しかし子どもの前でパソコンを立ち上げスーモを開こうモノなら、引越しヤダとか、自分の部屋が欲しいとか、なんでウチには車が無いんだとか、キャッチボールしたいとか無限に話しかけられ、ケツを太ももにグリグリされ。一向に話が進展しない。こーゆうのは子どもが寝静まってからするべきなのは百も承知なのだが、でもさ。夜ってスゲー疲れてるじゃん。持ち家という、ビッグなプロジェクトを話す元気が出ない。22時から、じゃあやりますか…なんて初めても、2人とも疲れ果てて、希望をもった会話が出来ないでしょう。夜くらいゆっくりしたいじゃん…。都内マンション8500万、なんて地獄みたいな現実に、寝る前に触れたくない。じゃあ朝早起きするかっていったら、朝は爽やかにジョギングしたり、読書したり、note書いたり。ゆっくりしたいじゃん…。1日の始まりから、都内マンション8500万、なんて地獄みたいな現実に触れたくない。持ち家論争でなくとも、妻と腰を据えて話すってのは、心身ともに、良いコンディションでやりたいんだ僕は。一昔前、つっても1年くらい前だけど。妻が「最近、夫婦の会話がないよね?」と言ってくるときは「ちょっとツラ貸せや」の意であった。僕は質問に対して「そうだね」と言ってサンドバッグになるか、「そうかな」と言ってサンドバッグになるかだった。必殺のクローズドクエスチョン。発された瞬間即死。心理的安全性?仕事の概念を家庭に持ち込むのはNG。それが夫婦の会話であった。だから僕は夫婦の会話キライだった。正確な経緯はよくわからんが、子どもが成長し、数多の問題を解決し、僕のキャリアも落ち着いたことから、ここ1年でようやっと色々落ち着いてきた。僕が妻と会話したいって、ココに書くのは、1年前からしたら奇跡的なことである。しかしモチベーションはあるのに、最初に書いた通り、会話が出来ない日々が続いている。妻から仕掛けられる前に、こちらから仕掛けなければならない。きっと上手くいくと思うんだ。1205文字

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