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もうすぐアメリカいく
アメリカ出張が近づいている。コロナぶりの海外。写真は前回行ったとき。2019年だ。遊びに行くわけではない。激務なのだ。ツアーガイドみたいなことをやるのである。前回はガイドされる側だった。当然、する側の方がキツイ。9日間無休。睡眠時間も短い、死の行進と聞く。みんな帰ると痩せている。さらに。僕にとって超最悪なことに、期間中、相部屋である。しかも他部署の部長みたいな人と。男同士、密室、9日間。何も起きないはずがなく…。僕の情緒はすでに乱れている。今日挨拶したら、酒飲めますか?って聞かれた。えーと、ちょっとは飲みますが、あんまり飲むと翌日使い物になりません。と僕。あ、そーゆう感じですね。わかりました。と部長。なんなんだよ…俺をどうするつもりだ…。工程表を見ると、昼はツアー、夜は宴会、深夜まで打ち合わせ。翌朝早起きな日々が続いている。部屋にはオジサン…逃げ場がない。毎日、文章を書き続けられるのだろうか。楽しみなこともある。Trader Joe'sに行くこと。調味料と加工食品を仕入れたい。特にシーズニングが美味い。メルカリで買うと800円。現地は2〜3ドルなのだ。円安って言っても安い。あとヒコーキに乗るのが楽しみ。僕はなにしろ、ヒコーキが大好きなのだ。何時間でも乗ってられる。アメリカだと片道10時間以上乗れる。それはつまり、10時間のひとり時間が手に入るということ。流石に機内でミーティングはない。電波もないからメールもteamsチャットも、妻からのSMSも野球チームのLINEも来ない。絶対来ない。世界から断絶された空間。ひたすら1人で、ぼーっとしたり、本を読んだり、寝たり、窓の外をみてるのが好きだ。そう。ヒコーキは、窓側じゃなきゃいけない。東京のヘリクルーズなんかひとり5万円以上するんだから。窓際に座るだけで莫大な付加価値がオンする。取りにいくしかない。トイレの回数を極力減らすため、水分摂取量をコントロールするテクもある。僕は幼いころ北京に住んでて、年2回、国際線で帰国してた。当時は、席に着いてるファミコンでストリートファイターとか、マリオUSAとか、変なレースゲームとか、やるのが最高だった。小さい頃の思い出が僕をワクワクさせる。耳の気圧調整も指使わないでブツブツ出来る。楽しみだ。でもそれだけだ。あとは何だろう。例によって、頼まれてもないのにデカいカメラを持っていく。仕事の合間に、良い写真が撮れるといい。今までは国内で留守番してたけど、アメリカから送られてくる写真はあまりに酷かった。iPhoneで、目標をセンターに入れてスイッチって。何も考えないで無目的にパシャパシャやられても。主賓は目をつぶってるし、ポーズは中途半端だし、ブレてるし、色温度もピントも合ってないし。取締役の発表資料作ってる僕にとっては、使い物にならねーのだった。なんとかトリミングとパワポの色調整で誤魔化してきた。今回は自らの手で画像を収めにいく。俺の趣味のパワーを見せてやる。あとはアコギ持っていって、ボブディランとかボンジョビでも歌えたら最高だけどな。歌えないけど。体育館で歌う妄想してる中学生と同じレベルだな。アメリカでゆず歌っても仕方ないし。そーいやニューヨークのタイムズスクエアで路上ライブ、斉藤和義を歌ったことはある。生きてれば色々あるよなあ。あんなこともこんなことも、できたら良いなと思う。やっぱりなんだかんだいって、楽しみなんじゃないか。1426文字