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私の周りで働く、「発達障害」の人


先日、次男が自閉症と診断されたという記事を書きました。

息子たちはまだ幼いですが、親として将来のことが心配になることもあります。
遠くない将来、社会の一員として頑張っていけるでしょうか。

そんなことを考えながら過ごしていると、ふと私の職場のある方に目が止まりました。(以下、Aさんと呼びます)

Aさんは障害者雇用枠で雇われており、知的障害とASD(自閉スペクトラム症)を抱えながら、スーパーでロングパートとして働いています。
主な作業は、商品のメンテナンス作業、いわゆる「前出し」です。

スーパーマーケットにおける前出し作業は非常に重要で、「売上を作るのはまず前出しから」と、お偉いさんたちからよく言われます。


‘’綺麗な売場を維持‘’するのは意外と労力がいる。

棚に並んだ商品の位置を整え、売れた分を手前に出すだけの単純な作業に見えますが、実は奥が深い作業です。
特に意識しなければ、棚全体を隅々まで綺麗に揃えるのは意外と難しく、学生アルバイトに指示しても満足のいく仕上がりにならないことが多いです。
品出し作業はアルバイトに任せて、前出し作業は社員が担当する場合も少なくありません。

そんな中で、Aさんはこの前出し作業に非常に高いこだわりを持って取り組んでいます。
学生アルバイトに任せると「終わりました」(実は全然出来ていない)と5分で報告されるような仕事を、Aさんは何時間もかけて丁寧に隅から隅までこなしてくれます。

適材適所、とはまさにこのことだなと思いました。
私の職場においては、彼にしか出来ない重要な仕事です。

さらに、Aさんは挨拶を欠かさずしてくれます。私の職場では、誰よりも礼儀正しい人です。
当然ながら、そんな彼を悪く言う人など1人もおらず、社会の一員としてちゃんと周囲から認められています。

そんな彼を見ていると、自閉症の息子2人を抱える私の将来も明るく見えてきます。
きっと、彼のように息子達も自刎の役割を見つけ、社会の中で必要とされる存在になれることでしょう。

親として、彼らが社会の中で自分の居場所を見つけ、幸せに生きていけるように、これからも寄り添っていこうと思います!


ではまた!!

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