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マンションリノベの現地調査①敢えて片付けないで希望をとにかく詳細に伝える

こんにちは。現在の最大の関心事、マンションリフォームについて、「リフォームおろおろ日記」を書いているむぎひつじです。

4社に見積もりをお願いすることになったのは、先日の記事に書きました。

今日は初めての現地調査です。これまで数回完成見学会などで面識のあるS社です。1週間前もエスコートハウスで、すでにリノベされたマンションを訪問させていただきました。ですから、今日が初対面ではなく、ある程度の関係ができています。


現地調査のためにわざわざ片付けないのが親切

これは、以前ご紹介した「リノベの本」にもありましたし、先週お会いしたS社の方からも言われていました。とても心強い言葉です。

我が家は、出て行った子ども達のものもたくさんあるし、整理整頓が苦手な私にとってはとても片付け甲斐のある家です。

それを、「片付けないでください」とS社の方がおしゃってくれるのには訳があります。

要するに、「どれだけ物があって、どんな生活をしているか」を見るのも調査の一つなのです!

私の道具で、「これはしょっちゅう使うので、すぐに出して片付けやすいところに置きたい」とか、「これは使う頻度が少ないのでしまっていても大丈夫」というものがあります。そんなライフスタイルも汲み取るためには、ありのままを見ていただく方が手っ取り早く、私たちの住みやすい家のプラン作成のためには必要なことなのでしょう。

現地調査で行ったこと

現地調査もきっと各社様々なやり方があるのかもしれません。本日は担当者とアシスタントのお二人で来られました。S社の担当はたまたま所長さんなので、仕事ができることは想像できます。私たち二人が注目、というか、興味があったのはアシスタントの女性の働きぶりです。

きょうの現地調査は、

  1. リフォーム・リノベに対する私たちの希望の説明

  2. 希望に対して簡単な回答と私たちへの質問

  3. スケジュールの説明

  4. 支払い

  5. 計測

  6. 打合せ記録の確認

  7. 次回の予定

2時間の予定が2時間20分ほどになってしまいましたが、とても充実した気持ちの良い時間でした。

1 リフォーム・リノベに対する私たちの希望の説明

これは、事前に書類にしておきました。なぜなら、4社に同じ条件でプラン作成と見積りをお願いするのに、わかりやすく、抜けがないように進めていくためです。
今日のS社さんも、「これは助かります!」と感謝してくださいました。

その内容の項目は次のようなものです。

「リフォーム・リノベしたい理由・質問」
(日付と名前)
・現在不都合に感じていること
・打ち合わせから引き渡しまでの希望
・間取り・提案に対する希望
・夢かもしれない希望
・質問

初回打ち合わせ時に見積り各社に提出

5分くらいでさっと説明するつもりが、間に質問がはいったり、詳しく説明したり、現物を見せたりして、15分くらいかかってしまったかもしれません。でも、最初に、困っていることや実現したいことを洗いざらい述べておくことで、プランに反映していただけるのなら、とても大切の時間だと思います。

「これ全部実現したら、予算の倍かかります」、と言われるかもしれませんが、その時は引き算です。優先順位をつけて、大切なことを残し、削れるところは削ったり下位プランに修正したもらったりするのでしょう。

2 希望に対して簡単な回答と私たちへの質問

S社さんとはこれまでも数回お会いしていましたので、ポイントポイントで小さな質問はしていました。
今回の新しい質問は、「使えるものは使ってもらえますか?」ということ。

私はなかなか物が捨てられないタイプ。破れた靴下もただでは捨てず、まず室内の部分掃除に使い、洗って、玄関の床などを拭いてから捨てます。

今回の質問は、家の建具などを壊して捨ててしまうのはもったいない、というところから来ています。

フルリノベーションであれば、スケルトン。すべて壊して、つぶして、捨ててしまうことで、新しいピカピカの住まいになるのでしょうが、それでも使えるものを捨てるのは…

回答は次の通り。

  • 既存の手すり(浴室4個、トイレ1個、玄関1個、廊下1個) → 再利用可能

  • 大きな収納棚・デスク → サイズが合うなら再利用可能

  • 玄関網戸 → 再利用可能

  • キッチンの木の扉・引き出し → オーダー対応になり、かなりのコストがかかる

できるだけ、老人ホームに入る時期は遅らせたいので、手すりをそのまま使えるのはありがたい。

大きな収納棚は数年前に買ったばかり、もっと上手く使いたい。デスクも主人の書斎に利用したい。でも、建て付けのデスクがデザイン的にはいいのかも。

うちには、実は結構いいキッチンが入っていて、それには不満はないのですが、できればリビングを見渡せるキッチンにしたい。でも、ずっしりとした木の扉を捨てるのは残念な気がしたので聞いてみました。できるけど、高くなる。想像していた通りの回答でした。

3 スケジュールの説明

私は暑いのが苦手なので、希望には「引越しはできるなら暑い時期を避けたい」と記入しています。こちらのS社の回答は、「順調に早いスケジュールでいくと、5月末から6月上旬の引き渡しになります。」とのこと。今11月になったばかりなので、今から7ヶ月後にはピカピカになった我が家に住めるということ!梅雨入り前に引越できるのは嬉しい。

しかし、「順調に早いスケジュール」との前提。S社もちゃんと、相見積もりのことを視野に入れてくれている。他社と比較するためには、足並みが揃わないとできないということ。

おそらく、大手よりは小ぶりの会社の方が早く進みそう。でも、私たちも毎週商談可能ではない。すでに別のスケジュールが入っているので、「ここにする!」と決められるまで順調に進むだろうか?できるだけ早く1社に決定して、ショールームなどに足繁く通って、満足のいくリノベをしたいのだけど。

S社の早く順調に進んだ場合のスケジュール

4 支払い

S社の規定の支払い時期と割合は次の通り

S社の支払い規定
契約時 1割
着工時 6割
完工時 3割

S社の支払い規定

「ふーん、そうなんだ」という感想。初めてのことで、比較のしようがないので。

しかし、ローンでの支払いもできると聞いて、腰を抜かしてしまった。

住宅ローンはだれでも利用しているけれど、リノベでローンが組めるとは初めて聞いた話。この年で組めるローンがあるとは。現在はまだ低金利であるし、途中で死亡した場合は支払い免除、繰上げ返済も無料。

S社によると、現金で払おうとしていた人もローンに変更する人もいるとか。S社のローンもあるし、提携会社のローンもあるとのこと。

審査は、無職でなければたいてい通るらしい。

これに関しては、主人が担当で現金かローンのどっちが得かを考えてくれることに。

5 計測

見事な手際の計測

ここから、じっと座って聞いていたアシスタントの女性が活躍。

担当者の男性が、我が家のあらゆるところを計測していく。赤外線のようなセンサーのついたメジャー?も駆使して、離れていて測りにくいところもミリ単位で計測。あれは、何という名前のメジャーなのだろう?

天井の梁も、収納棚も、私の大道具も、すべて詳細に手早く測り、数字を読み上げる。それを手際よく、女性アシスタントが図面に記入。それから、あらゆるところを写真撮影。

建築の専門用語で、〇〇、△△ミリ、と次々と。主人がとても関心していた。

リノベのための計測はあらゆる場所を細かく丁寧に測っていく

主人の失敗

「相見積もりの社名はどこにも明かさないようにしよう」と二人で話していたので、リビングの予定表に書いていたのを見えないようにしていた。それなのに、主人の部屋の大きなカレンダーには各社の現地調査スケジュールが社名入りで入っていて、そのままになっていた。

計測時、カレンダーに別件の地名が入っていて、「あぁ、わたし、〇〇に住んでいます」と声をかけられたらしい。

ということは、カレンダー全体が見られていた!?

主人の失敗でした。

でも、相見積もり先を知ったところで、ベストを尽くしたプランと金額を出してくれたら、それでいいのだけど。しかもうちの相見積もり先は大手も中堅もあるので、それぞれのメリットデメリットが出てくると思う。

6 打合せ記録の確認

主人が各社に対してお願いしようとしていたのが、打ち合わせ議事録の作成。
4社ともなると、私たちが混乱してしまうので、記録があると助かる。

本日のS社は、私たちがお願いする前にさっと、この場で出してくれたので驚きと感謝でしかない。

アシスタント女性が、記録をとっていたのは見えていたが、それは自社のためかと思っていた。議事録を兼ねていたのだった。

私もそれなりのメモは取るが、抜かりもあるし、自分たちのためのメモである。それに対し、議事録は双方のためのもの。

アシスタント女性が、「本日の打ち合わせの内容です」と、きちんと読み上げて、最後にそれに主人がサイン。

S社のルールだろうが、きっちりしていて、わかりやすい。これは、本当にありがたく、その場で感謝を述べた。

7 次回の予定

「次回は、」との声。なるほど、次のアポをここできちんと取っておくんだ。
プランは2週間で作成できるとのこと。フルリノベと部分リフォームの両方をお願いした。

2週間後は私たちは空いている。S社が会社行事で展示会なので、その会場でプラン説明をしてくださるとのこと。成約にいたれば、インテリア10万円分をプレゼントという特典もあるとこのとで、二人でそちらに出かけることになった。

書面にして各社に渡すのが親切で、抜かりなく伝えられる

次回までにすることは「ワクワクしながら待つこと」

はじめての現地調査はこういう内容であった。極めて充実していた。S社とはすでに何回もお会いしているので、特にそう感じたのだろうか?少し頼りないと感じていた女性が、きちんと活躍していた。これから、あと3社に会うが、きっとこの最初のS社が判断の基準になってしまう予感がする。

明日はR社。リフォームコンパスさんからの紹介の1社目。私が憧れているところだけど、きっとお高い。でも、会ってみないとわからないので、楽しみにしている。

私: 「次回までに、私たちがやっておいたらいいことはありますか?」
S社:「ワクワクしながらお待ちください!」

これ、最高!


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