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ついにリフォーム会社決定 - 採点表と理由・断り方・営業担当へのアドバイスまで

こんにちは。現在の最大の関心事、マンションのリノベについて、「リフォームおろおろ日記」を書いているむぎひつじです。

この2ヶ月間、リフォームのことまっしぐらで駆け抜けてきました。大手リフォーム会社3社、中堅リフォーム会社1社、合計4社との面談を2ヶ月で終えました。今月中に1社を選んで契約する予定で、それを全社に伝えていたので、各社、面談スケジュールを融通して組んでくれているようでした。

そして、最後の会社の見積説明が終わり、1社に決定、先日契約しました。今回は、その1社に決めた理由と、お世話になった他社についてです。これからリノベをする方、営業職につかれている方に多少の参考になればと思い、記します。


我が家のリノベの条件を振り返る

まず、私たちが目指すリノベの条件は次の通りです。

我が家のリノベ条件
・専用面積約70㎡・築32年・交通機関の非常に便利な我が家を終の住処にする
・リノベは最初で最後なので、配管の全面交換
・リビングで製作活動をしながら、ゆったり過ごしたい
・主人の小さな書斎はテレビの音が聞こえない場所に
・玄関は広くし、将来のショッピングカート・シルバーカーの置き場所を確保
・子どもの帰省時に寝る場所を確保

このような条件があり、それをもっと詳細にA4用紙3ページに説明したものを各社に渡しました。

それでも、提示されたプランはさまざまでした。1回目のプランは各社何か足りないことがありました。それを説明して、2回目、3回目があり、おおよそのところで、見積金額を提示してくれました。これは、契約のリミットを私たちが設定したからです。

オリジナル採点表を作り記入してみた

打ち合わせが始まり、1ヶ月を経過した頃、主人が採点表の項目を作ってくれたので、その時点での点数を入れました。そして、先日、全社の見積が揃い、比較のために、再度の採点表を記入しました。4.3.2.1の評価方法です。5があると、3を使いがちになるらしいので5は入れないとのこと(夫談)

(noteに表の機能が見当たらないので、いつかに分け、画像にして貼り付けました。小さな字になりました。なんとか読めるといいのですが。)

採点表(プラン・設備面) 4・3・2・1評価
採点表(担当者・費用) 4・3・2・1評価
採点表(点数合計・印象・面会回数) 4・3・2・1評価

いかがでしょうか?
私はこれを記入することで、感じていることを明文化できて、点数を入れて合計することで客観的に判断できるようになったと思います。

見積金額は、各社、入っているもの、入っていないもの、プランに取り込んだデザインなどで、一概には比較できないので、投資効果として考えました。

合計点数は、S社14点、R社12点、N社15点、P社8点となりました。P社は2回お会いしただけでお断りしています。

合計点では、S社とN社が競り合いましたが、採点する前の心の中ではN社がいいと思っていました。主人もそう思っていたので、あっさりとN社で決定しました。

リフォームする上で大切にしたい事がわかってきた

決定はしましたが、この2ヶ月間、結構なスケジュールで打ち合わせをつづけてきたので、お断りする会社の担当者の顔が浮かんで、申し訳ない気持ちになりました。1社を採用すると、他社はお断りするのは最初からわかっていたことですが、みなさん、とてもいい方々で、我が家のリフォームのために相当の時間を使ってくれていました。

中でも、S社とは、これまで11回も会ってきました。リフォームに関心を持ったのは見学会で案内してくれたS社のおかげです。それから何回もお会いし、リフォームについて、色々な知識を私たちに教えてくれました。それに対して、N社はたったの4回です。控えめではありますが、N社は私たちの心をつかみました。

当初の私たちの希望はたくさんありましたが、小さなマンションなので、全てを叶えることは難しく、少し妥協も必要でした。話を進めるにつれて、私たちにも優先順位が定まってきました。これから、何を大切に暮らしていきたいか、ということです。言い換えると、これまで何を大切に暮らしてきて、それが自分たちに及ぼしている影響を考えると、これからも大切にし続けたいということになります。

私にとって、大切にし続けたいものは、家族です。主人は元より、大人になって遠方に住むようになった子ども達も家族で、安心して帰る場所、帰りたくなる場所にしたいと、明確に、思い始めました。

これまでも子ども達には個室を与えることはできませんでした。今後も無理ですが、寝る場所だけは見える形で確保したくなったのです。

S社とR社は、「ゲストはリビングで寝てもらいましょう」とか、「夜だけ、近くのホテルに宿泊してもらえばいいでしょう」と同じことを言っていました。でも、帰省する立場に立つと、親に迷惑をかけないで、すぐに眠れる場所があるとないとでは、帰る意欲につながると思います。私は、いつでも帰ってきて欲しい、長く、ゆっくり羽を休めて欲しい、と思っています。残念ながら、S社とR社の担当者4人には子どもを育てたことがなく、私のような気持ちを汲み取ってもらえなかったのかもしれません。あるいは、完成見学会を実施している両社には、広いリビングと広いWICがあるプランが都合が良かったのかもしれません。

畳のプランを最初から外さなかったN社

N社の担当者は、大きくなったお子さんが二人いらっしゃるお父さんです。
最初にお会いした日から、「お子さんのためにもですが、畳があると、色々便利なんですよ。特に、リビング横の畳でお昼寝するのは気持ちいいんです。」と。その時すぐに、休日の午後、お昼寝する主人の姿が目に浮かびました。

他社も一部のプランには畳を採用したものもありましたが、場所が悪いものでした。N社の場所が最高に使い勝手が良く、子ども達がいない時は、私の趣味の道具などが畳コーナーまで侵入していたとしても、帰ることがわかったら、すぐにリビングに移せます。

N社の畳コーナーの案に、引き戸ではなく、遮光性の強いロールスクリーンをつけることでプランは進みました。

お断りメール文は推敲を重ねて

結果はメールで回答することになっていたので、主人が、「送っとくよ」と言うので、私が待った、をかけました。

多分、主人のことだから、簡潔に書きすぎて、理由まで書いたとしても箇条書きなので、受け取る身になるときついかも、と思ったのでした。

私が夜に、回答案を考えて、朝、検討して送ろう、ということになりました。

私は、これまで随分とエネルギーと時間をかけてくれた担当者の顔を思い浮かべると、契約に至らなかった理由を知りたいだろうと思いました。ダメだったとしても、次回への糧となるものが得られたら、まだショックも薄まるのではないかと思いました。

同時に、ダメだった理由を言いすぎると、「もう一度チャンスを」と言われたり、補足説明が来たりするとややこしくなるだろう、とも想像しました。

そこで、なぜN社に決定したかを書こうと思いました。それを知ってもらうことで、S社とR社に足りなかったものを理解してもらえると判断しました。

そこで、次のような文面にしました。

(前置き)
先日は丁寧なお見積もりをありがとうございました。しかし、残念ながらご期待にはお応えできない結果となりました。
お伝えしておりましたように、今回4社様とお打ち合わせいたしました。回数を重ねていくうちに、私たちが望むリフォームの形が明確になっていきました。その条件を最大限に満たし、特に、私たちが一番大切にしている子ども達のことを気遣ってくださるN社様に、お願いすることに決めました。
これまで、何度ものお打ち合わせ、複数回のプラン作成、綿密な見積書作成をしてくださいました。相当な時間とエネルギーを注いでくださいました。本当にありがとうございました。ご期待に応える結果とならず、申し訳ございません。
(後書き)

お断りメールの文面

上記のような文面を送りました。私たちがどこの会社に見積もりをお願いして、どんな段階かはお伝えしていましたので、このようにはっきりと、どこに決まったか、その理由は何かを教えてあげるのがいいかと思いました。そして、お世話になった感謝の気持ちも伝えて。案の定、こちらの気遣いに対する感謝の返信をいただきました。

また、決定したN社には、もっと詳しく、N社を気に入った点を記しました。そうすると、「今後の励みや勉強となりました。」と感謝されました。

この2ヶ月間、ずっと走っているような、でも、主人と二人で楽しくプロジェクトに向かっているという期間でした。結構、満足のいく業者選びができました。

各社担当者にアドバイスするとしたら

今回、お会いした皆さんは、とても感じのいい方々でした。でも、結果に差がつきました。会社の方針が大きいかとは思いますが、まだ個人の力量で、差を縮めることはできたかと感じました。

このnoteを読んでくださっている方に、もし、リフォーム会社や、営業職の方がいらっしゃるなら、多少の参考になるかと思い、お節介をさせてください。

S社(のようなタイプの方)
会社方針や工事内容は、大手という規模からでも、信頼できる人が多いはず。
経験も十分あるので、自分を信じて、しゃべりすぎないことが魅力を引き立てる。
時折、小さな声なら、聞く人は注意して聞く。
お客様自身が望んでいることを言葉の回答に頼らず、感じる努力をして欲しい。
いつもいっしょにいるアシスタントにも出番を多くしてあげて。
一人で頑張ると、実は、聞く人が疲れる。「余白」の魅力に気がついて!

R社(のようなタイプの方)
木をウリにしているので、プランやパースにもっと反映できると良い。
見学会で見せてもらったような素敵な提案をマンションでも見たかった。
パースをもっと深掘りし、価格に拘らない自慢のコーディネートが見たかった。
ログハウスのような造りは困るが、異素材をあわせてお互いが引き立つようなものを見てみたかった。
営業臭さはなく、誠実な人柄、生活提案力も頼もしかった。
ただ、仕上がりを意識しすぎて、お客様の希望を叶えているか時には問いかけを。

P社(のようなタイプの方)
お客様と会う時は携帯はマナーモードに。
次回の面談候補日時はメモを忘れずに。
出来ること、出来ないことを見極める技術と経験を積んで欲しい。

第1章が終わり、今後に向けて

以上、我が家のリフォーム(リノベ)にあたり、会社さんもそうだと思いますが、私も精一杯、楽しみながら会社選定にあたりました。何度も書きましたが、夫婦のリフォームに対する熱量が同じくらいになるまで待って良かったです。主人と色々な思いを共有しながらここまでやってきました。

これからは、プランを煮詰めていきます。
N社の店長さんには、「これは、予備のプラン図面なので、切り貼りされるならどうぞ」といただいています。実は、これまでにも自分でベッドの紙などを作って、向きを色々変えたりして貼り付けて、N社さんにはお見せしていました。ここまでする人はそんなに多くはいないそうですが、私の切り貼りに協力してくれました。

N社では、配管の全面交換はするものの、セミスケルトンなので、工期が他社より短いので、その分、こちらの悩める時間が長くとれそうです。

間取りを決めるのと同時進行で、メーカーのショールームに行く予定も決まりました。来月からは仮住まいの場所も探し始めます。

友人がいいことを言ってくれました。
「第1章が終わったね!」と。はい、すぐに次の章がはじまります。楽しみに待っていてくださいね!







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