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マンションリノベの現地調査②木と生きる会社は社員も一流で今後も楽しみに

こんにちは。現在の最大の関心事、マンションリフォームについて、「リフォームおろおろ日記」を書いているむぎひつじです。

4社に見積もりをお願いすることになったのは、先日の記事に書きました。

本日の現地調査はR社。昨日のS社と大手という点では同じですが、こちらは大手ハウスメーカー系リフォーム専門会社。木質感を生かしたお家が得意の会社です。


この会社に関心を持った理由

私の父は林業に従事していて、子どもの頃から木を植えたり、枝の手入れをしている姿を見ていました。田舎の空気は格別なので、結婚してから当初は、この都会暮らしに違和感がありました。コンクリートばかりで、子どもを公園に連れて行ってやっと土に触れるくらいでした。

そんな生活にもいつの間にか慣れました。都会の利便性にどっぷりとひたり、色々な路線を使い、ベビーカーを駆使して、小さかった子ども達とよく出かけました。電車がとても便利な立地だったので、車を持つことは考えませんでした。子ども達も赤ちゃんの頃から公共の交通機関で連れ回したので、マナーもいつの間にか身についたのかもしれません。

しかし、歳をとるほど自分の子どもの頃の環境を懐かしく思います。父と山で遊んだり、川で魚釣りをしたり。草、花、実でままごとをして遊んだり。実にゆっくりと時間が流れていました。最近、そういうことを思い出すので、R社を選択肢に入れたのでした。ただ、企業イメージが良く、きっとお高いので、私たちの予算に合わなくて諦めないといけないのも覚悟の上。住まいのどこかにホッとする木材が使えたら、いいなぁ、と。

洗練された対応でいつの間にか次のステージに

名刺が上品

本日は初めてのご対面だったので、まずは挨拶から。
渡された名刺が上品すぎる!まだらなベージュ色。もしかして、とよく見ると、「この名刺は間伐材を利用しております」との記載あり。
さすがである。
字体もすっきりしていて、見やすい。

リフォームコンパスさんから紹介されたのは課長代理のベテラン担当者さんですが、お互いの日程が合わず、上席のリフォームエンジニア営業統括次長ともう一名リフォームエンジニア(一級建築士)の方が来てくださいました。もう、恐れ多い(^^;)紹介だとこんなにすごい担当者をあててもらえるんだ。

リフォームコンパスからの紹介内容はこちら↓

先日のS社に対してと同様、私たちが現在不便に感じていることや希望を書面にして説明しました。

木との付き合い方

次は、R社の簡単な説明。名刺には「木と生きる幸福」とあります。そう、正に、木をとても大切に、生きるパートナーとしています。

苗から育て、手入れをし、伐採。しばらく寝かしてから製材、家を作る材料となるよう加工していきます。この一つ一つにはとても時間と忍耐が必要で、苗が商品となるまでとてつもなく長い年数がかかります。木の種類によっては、何世代にもわたることもあるでしょう。

R社はその価値のある木を上手に使ってリノベに活かして(生かして)くれる会社です。

今日の言葉で印象に残ったのは、

「天然木は生活の中で変化します。
それを経年劣化としてではなく、経年美化として、
変化を楽しんでいただきたいのです
。」

R社の心に響いた言葉

実は、私は物が捨てられない人。捨てるにしてもただでは捨てられない。とことん使い切ってから。消耗品はそれで十分使命を果たしたと言える。

しかし、まだ使える家具を捨てるのは悲しい。特に木製のもの。

ずっと使えるものを買いたいが、高額になってしまう。手入れも必要かもしれない。

ずっと使えないものはどちらかというと手に届く価格で、そこそこ手抜きでも長持ちしてしまう。

でも、R社の「経年美化として、変化を楽しんでいただきたい」の言葉に心を打たれて、高額でも一生ものを手に入れて、一緒に歳を重ねていきたい、などと考えてしまう。手に届かない価格だったらどうしよう。いや、その場合は、すぱっと諦められる。むしろ、少し背伸びしたら手に届きそうな価格の場合が悩みどころになるんだろうな。

しかし、今日R社からは、「ご予算は?」の質問は一切なかった。それどころか、次回のショールームに行きたくなるように、うまく誘導されてしまったような。それだけ、魅力的な説明だったのか。

丁寧な聞き取り

R社に好感を抱いたのは、私の大切にしていることを細かく聞いてくれたこと。
先日のS社は、私がとても大切にしている道具のサイズを測る時、「こいつのサイズも計ります」と、「こいつ」呼ばわり😡で、指摘すると、「この子」と言い換え。私の道具に対してこんな言い方をするとは、私に対しての関心がないばかりか、「めんどくさい」という気持ちが伝わってきた。小さなことだけど、忘れられないだろうな。めんどくさいと思われながら半年もお付き合いできるかな。

一方、今日のR社は、私が作業する手順を聞いてきた。あまり馴染みのない趣味なので、興味もあったのかもしれない。作品を見せて欲しい、と言われ、いくつかお見せした。すると、「これだけのものを完成させるのに、どのくらいの時間がかかりますか?」「この糸だけでも、額に入れて飾られたらいかがでしょう?」と。

セールストークも入っているのかもしれないが、少なくとも、作業手順の中に、水回りの工程があるので、動線を考えて、プランに活かそうとしてくれているのかもしれない。

昨日のS社は「こいつ」呼ばわりだったので、もちろん、作業手順の質問も関心もなかった。もし、聞いてくれていたら、考える材料にはなったのだろうに。

リノベ紹介会社からの紹介のメリット

リフォームコンパスさんからの質問に、結構詳細に回答したので、それを各社に送ってくださっていたらしい。

R社は、それを見て、社内でラフな間取りを作成していた。現在の間取りをこちらが提出しなくても、マンションであれば誰でも手に入るらしく、それにR社は大雑把ではあるが色ペンで書き込んでいて、見せてくれた。

正直、驚いて、嬉しかった。私たちのために、準備を始めてくれていたのだ。会う前から動いてくれていた!

リフォームコンパスさんも流石である。そして、詳細に希望を伝えていた私も流石である。

それには、私たちが迷っている夫婦の寝室問題に対して、一つの選択肢が示されていた。

夫婦の寝室問題への回答

私たちは割となかよしの夫婦であるが、主人は早寝早起き、私は遅寝遅起き。
主人は早く起きて新聞を読んだり、じっくり読書したりする。
私は、主人が寝た後、ダイニングテーブルを独り占めしてやりたいことを遅くまでやっている。

夫婦の就寝時間・起床時間がずれているので、お互いに相手を起こしてしまうかもしれない。

季節の変わり目などには、暑い・寒いの微妙な気温の感じ方が違う。

これだけを考えると、別室で眠る方が快眠できる。しかし、別室になると、お互いの緊急時に気づかず、助け合うことが出来なくなる不安がある。

そんな理由で、「夫婦の寝室について提案が欲しい」と、リフォームコンパスさんに伝えていたのだった。

R社が示した今回の提案は、別室にするが、間にウォークインクローゼットをはさむというもの

廊下からウォークインクローゼットに入ると、右が主人の寝室兼書斎、左が私の寝室。少し離れるが、扉がある訳ではないので、空気の流れもあり、お互いの気配はわかる。声をかけると聞こえる距離だ。

うまく考えたものだ。着替えも便利である。ただ、エアコンは別につけないといけないようだ。

今後のスケジュール

R社の会社説明を聞いて、床材のサンプルも見せていただいて、「もっと完成がイメージできるよう、ショールームにいらっしゃいませんか?」という声がけに、「行きたい!行きたい!」と無邪気な子どものように答えていました。

実際、お会いするよりも前にショールームには行ってみたかったのです。自慢の木がどんなので、どんな風に使われているのか、単純に興味がありました。

ショールームに行く予定が決まりました。ここからインテリアコーディネーターの方も入る予定です。

今日は、我が家の出っぱりや、水回りの現状を見てもらって、次回は詳細の計測のために技術者の方を連れての訪問となりました。

そして、プランの提示の日程も決まってしまいました。

無理やりではなく、あれやこれやと、私たちの空いている日を答えているうちに、次々と日程が決まっていったのです。

でも、R社も相見積もりということは理解されているので、各社の足並みが揃うのに時間がかかるのは承知です。

2社の面談を終えて思うこと

4社を予定しているので、まだ半分ですが、「会社によって、違うなぁ」、というのがおおざっぱな感想です。

S社は完成見学会などで集客、リノベに関心をもってもらう。
R社はある程度リノベの決心をしている人に、自慢の木を使ったリノベに魅力を感じてもらう。

S社はある程度の型通り。
R社は、会話の中から暮らしに対する好みを聞き取っていく。

昨日までは、実績が多く、有名なS社が無難かな、と思っていたけれど、今日のR社の対応が非常にスマートだったので、接客に対して比べる対象になってしまった。でも、まだプランと見積もりを見るまでは何とも言えないかな。


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