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いい嫁とは

先日ブロッコリーがはじめて仕事に寝坊しました。

わたしと息子はいつも8時から9時の間に起床しているのですが、ブロッコリーは早朝出勤の日は5時か6時に起きて7時に出勤しています。

いつものように気持ちいい睡眠をしている時の事。

「すみません!はい!はい!急ぎます!すぐ行きます!」

いつも声が小さく落ち着いた話し方をするブロッコリーが正座をしながら頭を下げては上げてを繰り返し、電話している姿が見えました。

※ブロッコリーとはなにか?結婚相手と好きな人を読んでみて。


ブロッコリーはいつもダラダラと起き上がるのに、この日は飛び起きてせっせこせっせこ仕事の準備をし始めたのです。

なんだ、身軽に起きれるんじゃん。
だったら休みの日もとっとと起きろ。なんて思っちゃったりもします。


せっせこせっこしているブロッコリーをわたしと息子は川の字のノの部分が無くなった状態で、カーテンの隙間からいい天気とわかる眩しい日差しが差し込んでいる部屋からブロッコリーを目だけで追っていました。

わたしは朝がとてつもなく苦手なので、車で食べれるおにぎりでも作ってあげようかな、体起こした方がいいかな、カーテンを開けて1日を始めるべきかな、玄関まで見送りに行った方がいいのかな、とか息子とノのない川の字になりながら考えているうちにブロッコリーは仕事へいってしまいました。

息子はまだ0歳ですが、せっせこせっせこしているブロッコリーを見たのが初めてだからか、寝ぼけているのか、空気を読んだのかはわからないけれど泣かずにじっとしていました。
騒がしかった部屋は静まりかえり息子はわたしの腕までゴロゴロと移動してきて、わたしは息子を抱きしめふたりでまた目を閉じ夢の中に帰りました。

明日から5時か6時に起きるぞ。
1日を無駄にしないぞ。早起きは三文の徳だ!
と、早起きを決意して眠りますが、絶賛早起き730日連敗中。
今も明日こそは早く起きるぞと思っています。
そろそろ1勝ぐらいしないと。

わたしは体を起こさずに、いつも仕事を頑張ってくれている寝坊した旦那を目でキョロキョロ追うだけの姿を想像し、いい嫁は一緒に起きておにぎりを作って玄関まで送り出すのだろうか?と考えます。
しかしこれから先何年経ってもわたしはわたしのペースで起きるでしょう。
わたしはいい嫁ではないのか?とたまに思いますが、いい嫁を演じることもないでしょう。

やりたくない事をやらないといけないのなら嫁なんてやめてやる。

人を幸せにするためには、まずは自分が幸せでなければならない。という言葉を信じてわたしはわたしのペースで、わたしに尽くして生きていく。

「毎日幸せか?(ブロッコリー)」
「え?なに?幸せだよ」

どうやらあの言葉は本当らしい。
いつもありがとうブロッコリー。
わたしも幸せです。

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