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:感想: フォルケル著 「バッハ小伝」(角倉一朗=訳)

バッハの息子、カール・フィリップ・エマヌエルらからも資料が集められた評伝。伝記と言うよりは、ほとんどヨハン・セバスティアン・バッハの音楽性について語っています。後のバッハ研究にも大きな影響を与えたそうです。

民族意識を盛り上げるような表現が登場し、その時代の空気感が感じられます。

今回、初めて白水uブックスを読んだが、田中一光さんが共同でデザインをされていることを初めて知った。田中一光さんと言えば、私にとっては大胆な色面構成のようなポスターデザインを多く手掛けており、日本のグラフィックデザインを牽引された方だ。雲の上の存在だから、大変失礼だが普段は「さん」付けもすることがない。

派手なデザインの印象が強かったから、シリーズものとして出版される新書のデザインをされていたことに驚いた。とてもデザイナーらしい仕事と言えるかもしれない。

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