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#今週の一曲一枚

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2019年6月から、InstagramとTwitterで始めた週一回の感想文。 シングルリリースの「一曲」やアルバム「一枚」、はたまたミュージックビデオまで。形式にこだわらず好き…
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2024年8月の記事一覧

#今週の一曲一枚 Robert Glasper - Let Go (2024)

全部の曲が好きだけれど、特にまずInner Voice。他にもそういった曲が多いが、フレーズをループさせてゆったりと穏やかな雰囲気。人の声が印象的。コーラスと、話し声のようなヴォーカル。声も、音色のひとつとして聞こえてくる。 Going Homeは本当にメロディーが好き。ピアノのリフが、繰り返すようで少しずつ変化する。でもやっぱり繰り返している。繰り返しの中で、ソロが出てくるとドキッとする。 Luna’s Lullaby (feat. Burniss Travis) は、

#今週の一曲一枚 Carlie Hanson / too late to cry - Single(2024)

短いし歌詞が少ないから最初はシンプルに聴こえるけど、さまざまな要素があって面白い。 特にテンポが揺れるのが楽しい。テンポが大きく変わる瞬間は分かりやすいけれど、それ以外でもテンポが多分一定ではなくてすごくノリにくい。 そうすると、自分は「自分がリズムに乗る」ことではなく音楽に集中しやすいというか、全体が聴こえてくる感じがする。 ヴォーカルのキラキラ、コロコロするような処理と、掠れさせチョップさせた音が楽しい。人の声の原型を留めていないようで、ブレスがよく聴こえる。チョップ

#今週の一曲一枚 Samm Henshaw - For Someone Somewhere Who Isn't Us - EP (2024)

全部の曲が好き、なんでこんなにいつも好きな曲ばかりなんだ。 それぞれの曲も好きだし、すでに1曲ずつ出ていた曲も含めて、6曲のEPとしての世界観も良い。 “Under God”はコーラスが楽器ぽくて面白い。加工はしてるのだろうか?女声の高い声が弦楽器みたく聞こえる。うす〜く鳴るホーンズが絶妙。 “Water”ではピアノが登場する。Samm Henshawと言えばオルガン、っていう感じがするけどピアノもかっこいい。イントロも印象的だし、バックにもいる。ピアノは線が細くて高い

#今週の一曲一枚 LAUSBUB - ROMP (2024)

ついに初めてのフルアルバムのリリース! タイトルがすべてアルファベット、数字と記号で構成されているのが印象的。私はスマホの設定が英語だから、印刷物ではなくデジタルで確認するときは必ずホームページなどで調べる。そうすると、日本語ないしタイトルは日本語で書いてあることがよくあるが、ROMPでは大文字小文字の表記も含めほぼ全部合っていた。今はもうデジタル上でコピー&ペーストしたり、画像認識で文字情報を読み取ったり、いくらでも外国の言葉を読む方法はある。でも、やっぱりアルファベット