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#今週の一曲一枚

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2019年6月から、InstagramとTwitterで始めた週一回の感想文。 シングルリリースの「一曲」やアルバム「一枚」、はたまたミュージックビデオまで。形式にこだわらず好き…
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2023年6月の記事一覧

#今週の一曲一枚 Different Trains / Electric Counterpoint - Steve Reich 

Different Trains とElectric Counterpointは、スティーヴ・ライヒの楽曲の中でも特に好きだ。このふたつが一緒に収録されたアルバムがある。 Different Trainsを知ったのはいつだか忘れたが、数年前に曲のタイトルと楽曲が一致した。なんとなく、数字をや地名を言うのが印象に残るのと、機関車が走る様子がありありと想像できるな、くらいに思っていたけれど、反戦のメッセージが込められた曲なんだとタイトルですぐに理解した。そうすると、数字も年号の

#今週の一曲一枚 Glad I’m Not Alone - Single / Victor Franco & Lawrence

本当にいつもいつもLawrenceの新作を楽しみにしているのだが、今回は共作ということで。 Victor Francoのソロ曲、Dear Meもチェックしたが(こちらも最高だ)、Glad I’m Not Alone は、よりLawrenceらしいコーラスや派手なホーンセクションが強調されてテンション爆上げになれる。最初は優しく始まって、中盤のGracieのパートから盛り上がっていく定番感のある構成が安心感がある。 あと、イントロがとても好き。静かで残響があまり無いドラム(

今週の一曲一枚 yanokami / yanokami

レイ・ハラカミの音、つまりは残響の効いた音とかシンセやリズムマシーンの細かい音符、跳ねるようなメロディー(音の跳躍)は雨の多い季節になぜだか聴きたくなる。いや、もちろん晴れてる時も聴きたいけれど。 この中だと、やはり『終わりの季節』は特に好き。レイ・ハラカミさんも矢野顕子さんも、それぞれ終わりの季節はカバーしているが、そのどちらとも違う。 レイ・ハラカミさんの終わりの季節のトラックが元になっているようだ。最初の方は、結構似ているけど冒頭の数秒でもミックスの感じが違う。そし