サマルトリアの王子の妹に刺殺される主人公!幻の「ドラクエ2」エンディング
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ファミコン通信1987年7月10日号を読んでいたら、面白い記事を見つけた。ドラクエ2のメイキング記事なのだが、初期案ではラストバトルでサマルトリアの王子は死に、それを不満に思った妹から主人公が刺殺されるというのがあったそうなのだ。
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あの妹は何かある感じはあったよなあ。アルバートオデッセイのような後味悪いエンディングだ。ドラクエのカラーには合わない気がする。近作はプレイしていないが。
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さらに驚いたことがある。この記事は堀井雄二がパソコン雑誌「LOGiN(ログイン)」で連載していた「虹色ディップスイッチ」というコラムの転載なのだが、何と単行本ではその箇所がざっくり削られていたのだ。
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この本の初版は1990年。記事の初出のLOGiNでどうなっていたか確認できていないが、ファミ通に転載したことで何か問題が起こったのであろうか。ボロボロになる程繰り返し読んだ本なので、四半世紀経って改悪されていたことに気づくのはちょっとショックである。
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虹色ディップスイッチ、買い換えようかなと思っていたが、一万円以上の高値がつけられてるのね。。。