偽スピリチュアルと顧客の期待が生む悪循環
ふんわりスピリチュアルなブログ
近年、スピリチュアルな思想や実践が急速に広まりました。
この流れを受けて、職業占い師さんの参入が増加し、スピリチュアルな占いやカウンセリングが一つのビジネスとして成り立つようにもなりました。
以前は、占い相談が「現実に基づいたアドバイス」を求めるものであったのに対し、現在では「支払った料金に見合った、自分の望む結果を出さなければならないと考える。期待通りでないと不満が残る。」というニーズが強くなっています。
この変化により占い師たちは実際の状況を無視し、顧客が期待する「良い結果」を提供するために、平気で嘘を吐くことが増え。
特に、「良い結果」の理由を説明するのに嘘を吐きやすいスピリチュアルは格好の道具となりました。
これによってスピリチュアルを理解しないまま、スピリチュアルなフリをする占い師やカウンセラーが増え、スピリチュアルなサービスの質が低下。
偽のスピリチュアルが広がる原因となり。
さらに、良い結果だけを求める顧客の態度も影響を与えています。
このような顧客は、自分が望む結果を得るために現実を無視してでもポジティブな解釈や楽観的な説明を受け入れる傾向があり「支払った料金に見合った、自分の望む結果を出さなければならない」と考え、期待通りでないと不満が残る。
本来は、期待通りでないものを変えていく方法を求めることが正解なのですが。
このニーズが強まることで、スピリチュアルな占い師やカウンセラーを名乗る人たちは、顧客の期待に応えるために平気で嘘を吐くことが常態化してしまっています。
つまり、良い結果だけを求める顧客の態度が偽のスピリチュアルや誤った情報を助長する一因となっているのです。
顧客が期待する「良い結果」を過度に追い求めることで、スピリチュアルなサービスが悪用されやすくなり、スピリチュアル業界全体の信頼性を損なう結果を招いています。
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