【エンパス発達心理学】安心できない「家」で育ったあなたへ
こんにちは、MUERAです。
子どものときから「この世界に自分の居場所はない」
心のどこかでそう感じていたエンパスは少なくないのかもしれません。
子どもの頃に
家が本当に安心できるものでなかったとしたら
おそらくそこはあなたにとって
本当の意味での「home(家)」ではなかったかもしれません。
いつも「家に帰りたい」という気持ちを抱えながら
「家(自分の居場所)」がどこにあるのかわからなかったかもしれません。
人とのつながりを切望しながら
人とつながるということは
他人のために何かをしたり、
他人のニーズを満たすこと
それが唯一の方法だと学んだかもしれません。
自分が何かに所属して一員となることは
それを得るために自分を殺したり
自分が犠牲にならなければならないことと
感じてしまっていたかもしれません。
そもそも家に属しているとは感じられなかったとしたら
どこにいたとしても所属感を感じにくい
つまり、自分は起きている事の一部ではあるけれど
本当の意味で一部ではない(自分のニーズに関心を持つ人はいない)
という感覚になるかもしれません。
ここに確かに存在しているのに、自分が存在していいとは思えない。
そんな感覚です。
子どものとき
いつも頭の中ではたくさんのドラマが
繰り広げられていたかもしれません。
それは、現実の世界では満たされない思いを、
空想の世界で紛らわそうとしていたのかもしれません。
頭の中で、様々なシナリオを想像することで、
現実では得られなかった安心感や、
誰かとつながっている感覚を感じようとして。
自分がさらに傷つかないよう
誰かを攻撃してしまわないよう
いつしか心の扉を閉めてしまったかもしれません。
それは一時的な逃避または退避として
子どもだったあなたを
安心安全な場所に置くことだったと思います。
でも今本当に必要なのは、
自分自身と向き合い、自分の感情を大切にすることです。
過去の心の傷を癒やし、ありのままの自分を受け入れることが
真の安心感につながります。
それは、一番大事な
自分自身とのつながりを取り戻すということだからです。
だから今の大人のあなたの視点から、
もう一度自分自身を見つめ直してみましょう。
叶えたいことや自分のニーズが昔と同じかどうか、
ぜひ一度見つめてみましょう。
過去は一生懸命に「やるべきこと」を追いかけ、
自分の体も心も限界まで使い果たしてしまったかもしれません。
でもあなたがここまで歩いてきた過程で
ニーズや価値観もきっと自然と変化しているはずです。
トラウマからくる生きづらさをなんとかしようと
ずっと努力してきたとしたら
今はもう、自分なりの本当の意味での「家」に、
思っているよりも近づいているかもしれません。
あなたが安心して帰れる場所、笑顔になれる場所。
自分が自分のニーズに耳を傾けて、
認めて満たしていくことで
あなたがずっと帰りたかった「家」は
あなた自身がつくっていけるということを
ぜひ信頼して、進みましょう。
MUERA