「廃線鉄道の有効利用は~岡山県・同和鉱業片上鉄道」
様々な列車が動態保存され、今にもお客様を乗せて次の町に赴く、そんな雰囲気を醸し出している場所、ここは旧片上鉄道・吉ヶ原駅跡です。
片上鉄道は、棚原鉱山からの硫化鉄鉱を備前の片上港へ運び出すために開業した 鉄道で、1991年6月にその歩みを止めました。鉱石輸送のほか、住民輸送も行われていたため、陸運統制令の枠外として、他社との事業統合や国有化もされずに残されたローカル鉄道ですが、古い気動車や客車がその当時のまま保存されているという稀有な存在です。
廃線後の1998年に棚原ふれあい鉱山公園に数多くの列車が保存され、一部区間を活用して、今でも列車が走っています。廃線鉄道を活用した観光コンテンツは、全国各地にありますが、ここほど大掛かりなものはないと言っても過言ではありません。
近隣には、岡山県有数の温泉地・湯郷温泉もあり、温泉街も昭和レトロな町づくりも進めているため、タイムリープし、古き昭和の時代を体感できる観光コンテンツとして、集客を目指しています。
古き善きものを継続保存する、大切なことですね!
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