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「初夏に咲く朝顔を~東京都台東区入谷・朝顔市」
江戸時代後期に始まったといわれる入谷朝顔まつりは、1948年に復活し、下町の初夏の風物詩となっています。
毎年7月初旬に3日間開催される入谷鬼子母神(きしもじん)真源寺の周辺で 行なわれます。目の前の言問通りも一部が歩行者天国となります。
約12万鉢もの朝顔が並べられ、老若男女が色とりどりの鉢を買って帰る姿は、趣深いものです。
江戸時代以前は、入谷という名前通り、千束池の底でしたが開墾されて、真源寺などと寺社が建つようになり、朝顔の栽培が始まったことが端緒であると言われています。
「恐れ入りやの鬼子母神」と太田南畝の狂歌も有名で、下町っ子にとっての七夕祭りの一つでもあります。
梅雨末期の大雨で、なかなか青空を望むことが出来ないのが、残念な限りです。
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