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「十円玉を重ねて見ると~京都府宇治市・平等院鳳凰堂」

1052年、世の中は「末法の世」に入ったと教えられ、藤原頼道は西方極楽浄土を実現しようと、ここ宇治の地に阿弥陀堂を建立しました。
9世紀末に陽成天皇をはじめとする離宮が造営された場所、鳳凰堂を中心とした浄土式庭園は現世からの救済を求める最高傑作と言えます。
17世紀以来天台宗と浄土宗を兼ねていた平等院は、特定宗派に属さない単立の寺院です。1994年に登録された世界遺産「古都京都の文化財」の構成施設の一つでもあります。
 
鳳凰が羽を広げた左右対称の御堂は、十円玉の絵柄としても有名で、2014年にお色直しをした姿は、その朱色が神々しさを増しています。
2018年には、金色の光を投射するライトアップを行なったことも世の中を「あっ」と言わせたと記憶するところです。
 
京都の有名神社仏閣、修学旅行以来といった場所が少なくありません。
常に最新情報をアップデートすること、観光に携わる者は、より多く足を運ばねばなりませんね。
そう思うことしばしば、自戒の念も込めて・・・

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観光情報総合研究所 夢雨
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