見出し画像

「メディアの創った観光地~山口県長門市・元乃隅神社」

インターネット伸張に伴って、新たな観光地として変貌を遂げた事例です。

アメリカのCNNが「日本の最も美しい場所31選」に選び、一気に訪日外国人の来訪が増えた山口県長門市にある神社、123基の朱塗りの鳥居が遠方の日本海とマッチして、SNS映えする景観を見せてくれます。

これまで観光客が旅行先に選ぶには、ガイドブックの情報や旅行会社社員の「生の声」を基にその行程を作り上げていました。
しかしながら、検索サイトなどを活用して、お客様が現地情報を直接手に入れる時代となり、実際にその地を訪れた方々の口コミなどが、旅行先に選ばれる最大要因となりました。ハッシュタグを活用した拡散力は、まさしく今日の時流に乗り、各地で行われていたフォトコンテストもWEB上で実施されるという事象を生んでいます。

2019年1月、「元乃隅稲成神社」と称していた神社は、「元乃隅神社」と改称しました。宗教法人格がない個人所有の神社であることも話題になりました。いつどこで観光客が増えていくのか、予測もつかない時代ですね!

初めて、ここに赴いたのは2016年、7年後の今年訪ねてみると、駐車場は整備され、お土産屋さんが出来、誰もが鳥居の上にある賽銭箱を目掛けて、お賽銭を投げ入れるといった光景を目にしました。
鳥居も真っ赤にお色直しをしたようにも感じます。
どこに向かっているのだろうか、と思ったのは、僕一人ではないでしょう!

いいなと思ったら応援しよう!

観光情報総合研究所 夢雨
よろしければ、サポートをお願いします。 NOTEのスタートからの記事をひとつの成果物として、自主出版する費用の一部に使わせていただきます。