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「額縁の向うは、リアス式海岸~宇和島城」
島国である日本列島には、海食・隆起による景観が少なくありません。
入り組んだ海岸線が連続するリアス式海岸は高台から俯瞰する姿が、とても素敵です。
豊後水道の愛媛県側の海域、もしくは、佐田岬半島の南に位置し豊後水道に接する海域を「宇和海」と呼びます。奥には宇和島湾があり、大小様々な島が浮かんでいます。
沿岸は変化に富み複雑な構造のリアス式海岸で、御荘を始め、景勝に富んだ場所が数多くあります。入り江を利用した養殖漁業も盛んで、特に真珠やハマチ、マダイの養殖は全国有数の場所です。
また、内陸部は段丘が発達、温州みかんの栽培も盛んです。
そして、この地域の中心は、宇和島城です。
中世期にあった板島丸串城の跡に藤堂高虎の手によって築かれた近世城郭、標高74mの丘陵とその一帯に城郭を構えています。内堀で隔てて侍屋敷が置かれた外郭を廻らせる梯郭式の平山城となっています。東側に海水を引き込んだ水堀、西側半分が海に接しているので「海城(水城)」でもあります。
三大海城の一つと謳われていましたが、現在は堀も海も埋め立てられ、その面影は大きく失われています。ただし、天守は国内十二の現存するものの一つとして、残されています。
天守に登るとリアス式海岸の姿が、優雅に眼前に広がってきます。
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