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都県境の憩い~浮間舟渡・浮間公園のチューリップと桜花

駅名は、その場所を表す大切な場所です。それ故、新線ができると対立が起きることもしばしばあると言われます。
 
埼京線の浮間舟渡駅は、東京都北区浮間と板橋区舟渡にまたがる場所、そこに都立浮間公園があります。そして、公園の北側は、荒川が流れる河川敷です。暴れ川と言われた荒川が蛇行を繰り返したために、一部が埼玉県川口市である都県境なのです。
浮間公園は中央に大きな池があります。この浮間が池こそ、U字蛇行の名残なのです。
そして、この浮間公園は、1985年に東北新幹線開業の副産物として、浮間舟渡駅が出来上がると、公園まで徒歩0分の交通至便なものとなりました。
 
たった一つの風車が異国の雰囲気を醸し出し、春は桜とチューリップが競演します。また、かつてこの地域に自生していた「桜草」を絶滅から復活させた浮間ヶ原桜草圃場もあります。そして、子供たちが水遊びをする池やバードサンクチュアリー、ゲートボール場など、老若男女が憩うことのできる場所となっています。
 
週末には、子供連れの家族がお弁当を広げる姿やバーベキューに興じる若者たち、歓声が聞こえ、時間無制限で楽しむ笑顔が、訪れる人々をほのぼのとさせてくれます。

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