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「お屋敷町にそっと・・・文京区千駄木・旧安田楠雄邸庭園」

谷中銀座を抜け、よみせ通りから不忍通りを越えると須藤公園という斜形地にある公園があります。ここから坂道を上がると千駄木のお屋敷町になります。
 
そのお屋敷町の中にひっそりと旧安田楠雄邸は建っています。
豊島園を開園した藤田好三郎が造営し、その後、安田財閥が取得した邸宅、和風建築の粋を集めたお屋敷ながら、洋風の応接間を持つ和洋折衷の建物です。耐震修復が終了し、水曜日と土曜のみ公開されています。 

赤や黄色の花々が大正ガラスに映える素敵な邸宅です!

建物が素晴らしいだけでなく、庭園には、朱や黄色の木々が庭に咲き乱れ、大正ガラスにゆらゆらと映し出される景色は、時間を超越したものです。
 
現在は、日本ナショナルトラストが所有し、ボランティアガイドの方々が、 しっかりと説明を加えてくれます。
コロナ禍以前、そんな隠れ家にも訪日外国人が数多く足を運んでいました。どこで情報を仕入れてくるのか、彼ら彼女らの情報への貪欲さを日本人も見習わねばならない、と感じた時間でした。

東京にも京都にも勝るとも劣らない「床紅葉」があります!

このゴールデンウィークが明けると新型コロナウイルスも5類に移行されます。
昨年安田邸に訪れた際は静寂の中を体感することができましたが、また、数多くのお客様が訪れる場所に戻ってしまうのが、少しばかり残念な思いもします。

Facebook~観光情報総合研究所 夢雨

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