オーペアビザで海外へ Aufenthalt im Ausland mit Au Pair Visum
2001年、私は、オーペアビザでドイツに来た。
1995年、イギリスに留学していた時の語学学校のクラスメートの数名が、オーペアでイギリスへやってきていた。
オーペア??
それは何??
初めて聞く言葉に???
だったけれど、詳しく聞いてみると素晴らしいシステムで、私も次にヨーロッパに来るときは、オーペアとしてくるぞ!と決めていた。
オーペアとは、語学や文化を学ぶ目的で海外からやってきた若者が、子どものいる家族と一緒に住み、住み込みでベビーシッターとして働くというシステム。
家賃も食費も必要ない。お小遣いももらえるので贅沢をしなければ十分暮らしていける。
オーペアとして働く条件は国によって少し違くけれど、一般的には
1.年齢が17〜30歳。
2.日常会話程度の英語力、またはその国の言語(初級レベル)で話せる。
3.子どもの世話をしたことがある。
4.未婚で自分の子供がいないこと。
5.高校を卒業していること。
6.健康であること。
7.犯罪歴がないこと。
8.1年間滞在できること(期間はホームステイ先で異なります)。
各国の条件はこちら。
健康保険や損害保険なども家族が払ってくれるので、基本的な福利厚生も保証される。語学を学びに来る若者がほとんどだから、語学学校へ行く時間は必ず空けてもらえる(稀なケースだけど、家族によっては語学学校の学費も払ってくれる)。
参考までに各国の標準的な仕事時間とお小遣いはこちら。
私がオーペアをしていた時は、朝、子供を保育園に連れて行き、その後、お昼まで語学学校。14時くらいに子供を保育園に迎えに行き、天気が良ければ公園に行ったり、遊びのグループに参加したりと子どもの面倒を見る。
大体、18時くらいに両親が仕事から帰るので、それ以降はプライベートの時間。
私の場合は、お母さんが週に3回、他の町の大学に泊まりがけで通っていたから、お父さんが遅くなる日は、子供を寝かせたりもしていた。
でも、土日は完全に休みだったし、おじいちゃんおばあちゃんが子どもと過ごす日も多々あったので、自分の時間は十分にあった。
ホストファミリーと相性がいいかどうかは、契約を結ぶまでのやり取りを通してなんとなくはわかるとしても、一緒に住んでみないと実際のところはよくわからない。でも、私はラッキーなことに家族とすぐに打ち解けれられて、20数年たった今でも家族みたいな付き合いをしている。
私は最初オーペアビザでドイツへ渡り、その後、ワーキングホリデービザをとり、引き続きオーペアをしながら、夜、アルバイトをしていた。
滞在する国の言語を十分に話せることができるのなら、ワーキングホリデービザでその国に住んでも、仕事を見つけられる可能性は高いので問題はない。でも、語学力がなければ、仕事を見つけるのはなかなか難しい。
住む場所も日本から探すのは困難だったりする。
長期でその国にいたいと思ったなら、オーペアで1年その国の文化や言語を学びながら滞在し(子どもが好きな方でないといけないけど)、その間、仕事に関する情報収集や家探しするのもいい方法だと思う。次のステップに進むにも好条件のシステム。
その国の家族と一緒に住むから、その国の文化や慣習を知ることができ、そして、言語の習得には一番いい環境。
ホストファミリーが安全かどうか不安に思う人は、費用はかかってしまうけども、仲介業者もある。
オーペアは昔から欧米に根付いているシステムでもあるし、子どもが好きで留学したい人にはおすすめ。
私がどうやってホストファミリーを探したかは、次の回でお話しします!