見出し画像

猫と飛行機の旅 Part2 Fliegen mit Katze

なんの根拠もなく、前準備は数ヶ月前くらいで大丈夫でしょ!と思っていたけれども、かかる準備期間は約9ヶ月。
その情報を知ったのが帰国しようと考えていた9月の丁度9ヶ月前。

急いで獣医さんに予約をいれ来てもらうことに!

余談になるがドイツには、動物のストレスを少しでも減らすために、自宅に直接来てくれる全国規模の動物病院がある。オンラインで予約ができ、時間も選べ、来てくれる獣医の情報や遅れる場合の連絡などもくるし、あとどのくらいで到着するなど知ることができ、とても便利。料金も良心的で、他の獣医でかかる金額とほぼ変わりはない。

日本へ飛ぶまでの一連の準備をこのFelmo動物病院にお願いし、毎回、英訳されている動物検疫所の書類を見ながら、確実に進めていけたので、本当に助かった。

https://www.maff.go.jp/aqs/animal/index.html

1. マイクロチップの埋め込み Mikrochip-Implantat einsetzen
・重要なことは、第1回目のワクチンを打つ前に済ませること(同日可)。
・推奨チップは、ISO規格のマイクロチップISO11784または11785(この規格以外は、到着予定空港に問い合わせが必要)。
・マイクロチップ番号が確実にリーダーで読み取れることを確認すること。

番号が読み取れない場合や輸出政府機関発行の証明書と照合できない場合は、輸入車の費用負担で180日の係留検査、または返送処分となる。

2. 1回目の狂犬病ワクチン接種 erste Tollwutimpfung
ここでの注意点
・生後91日齢以降であること(生まれた日は0日)
・マイクロチップ埋め込みの後接種すること。
・有効な予防液の種類:不活性ワクチン(Inactivated/killed virus vaccine)または、組み換えワクチン(recombinant vaccine)でいずれも国際獣疫事務局の基準を満たしたもの。
・有効免疫期間内に日本に到着すること。

1月17日。マイクロチップの埋め込みと1回目の狂犬病ワクチンを同日にやってもらった。

3.2回目の狂犬病ワクチン接種 zweite Tollwutimpfung
・1回目の接種日を0日目として、30日以上後に接種。
・1回目の狂犬病注射の有効免疫期間内であること。

2月20日。2回目の狂犬病ワクチン。注射の際に暴れたこともあり、次の採血のために備え、精神安定剤も処方してもらった。

ワクチンパスポート

4.  狂犬病抗体検査 Antikoepertest
採血をし、指定検査施設に血液を送り、狂犬病に対する抗体価を測定・2回目狂犬病ワクチン接種と同日に採血可。
・必ず検査は、指定検査施設で行わなければならない。施設一覧:http://www.maff.go.jp/aqs/animal/dog/lab.html
・狂犬病に対する抗体価は0.5IU/ml以上であること。
・日本到着日まで、狂犬病ワクチンの有効免疫期間が1日も途切れてはならない。※犬の場合は、動物検疫所で輸出入検査を受ける必要がある。

3月7日狂犬病抗体検査用の採血。
2回目のワクチンと採血を同日にすることもできたのだが、あーちゃんにかかる負担も考え、2回目のワクチンの2週間後に採血してもらった。
採血された血清は、動物病院を通して、指定されていたドイツの施設で検査してもらい、結果は、それから10日くらい後に届き、十分な抗体価あり(よかったぁ)。
かかった料金は、採血と検査代を含め、だいたい250ユーロ前後。

抗体価検査結果(0.5IU/ml以上あればいいのだが、数値の高さにびっくり!)

ここまでの過程が終われば、とりあえず前半戦終了。
この後は、採血日を0日目とし、180日以上の待機期間に入るのでした。

Part3に続く。。。。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?