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雑談#25 「機動戦士ガンダム」全話レビューが完了しました!

 別アカウントで連載してきた「機動戦士ガンダム」全話レビューが、このほど完了しました。
 2017年に、個人サイトで連載を始めたものの、思うように時間が取れなくなり18話までで中断。その後、掲載の場をnoteにも広げて2022年から再開し、2024年5月11日、ようやく最終回のレビューをアップして、すべてを完了させることができました。足掛け7年もかかってしまいましたが、ようやく終わった、と、ここ2、3日は放心状態です。

 そもそも、ガンダム作品のファンサイトの個人ホームページを作って公開したのが2000年7月。もう24年近くも、運営し続けているわけです。ホームページを作成しはじめた頃に、「機動戦士ガンダム」テレビ版をぶっ通して視聴してレビューを書きました(2000年7月)。

https://www.muddy-walkers.com/REVIEW/0079.html

 ここにも書いていますが、2000年当時というと、映画・人気アニメがDVD化され始めた時期でした。しかし、まだビデオデッキの保有率も高く、個人サイトでレビューしているファーストガンダム、Zガンダムはレンタルビデオを借りてみた記憶があります。まだビデオデッキの保有率も高かったと思います。

 その後、ガンダム作品も次々にDVD化されましたが、「機動戦士ガンダム」だけはその後もなかなかDVD化されず、初めてDVD化されたのは、2006年12月のことです。

https://av.watch.impress.co.jp/docs/20070313/buyd237.htm

 これはお宝になる!と思い、飛びつくように購入しました。ただ、当時はホームページ更新熱もガンダム熱も冷めていたため、とりあえず買って飾っておく、という感じですぐに視聴することはありませんでした。

 その10年後、ホームページ熱もよみがえり、「宇宙戦艦ヤマト(初代)」全話レビューに取り組んだことから、では、次はガンダムだ、と、DVDを見始めたわけです。

 全話レビューは、キャプチャー画面を掲載し映像も引用しながら行っています。DVDでは、この作業が実に大変でした。DVD画面をキャプチャーできる専用のソフトを購入しましたが、映像は常に動いているので、「ここ!」という画面でクリックしても、欲しかった絵から少しズレてしまったりするのです。そのため作業は難航し、「日本100名城」スタンプラリーを始めて出かけることが多くなったこともあって、18話でレビューが中断。コロナ禍で時間ができたので再開しようと思ったところ、今度は、キャプチャー画面をとるために使っていたiMac(2007年購入)の調子が悪くなり、これはどうしたものかと思ううち、月日が過ぎてしまいました。一応テレビに接続してみるDVDプレイヤーは持っていましたが、これではキャプチャー画面は取れず、ノートパソコンにはDVDドライブがついていなかったのです。

 そんな中、Amazonプライムビデオで、「機動戦士ガンダム」全話が会員無料で見放題になっていることを発見し「これなら、できる!」と、2022年にようやく再開にこぎつけた、というわけです。

 そんなわけで、「機動戦士ガンダム」テレビ版は名作の誉が高かったものの、DVDが遅れたために、ビデオからDVDへの流れの中で、一時期は見たくても見られない「幻」の作品になっていた、ということがありました。

 人気作品なのに、なぜDVD化が遅れたのか、その理由はよくわかりませんが、当時言われていたのは、「あまりにも作画が崩れていて、DVDでは見るに耐えないのではないか」ということです。今ではネットミームになっているガンダムの作画崩壊ですが、確かに、回によって作画のレベルがバラバラで、シーンによってキャラの顔が全然違うとか、ガンダムの顔が細い、長い、なんか違う、みたいなことがいっぱいあります。

 しかし、そういう「絵」の問題というのは、ストーリーに入り込み、キャラに感情移入していく中で、気にならなくなってゆくのです。まず、映像として、画面の中の構図と動きがとてもよく、それだけで、今何が語られようとしているかをはっきりと明示してくれます。何より、声優陣の演技がすばらしく、声によって命を吹き込まれたキャラクターは、絵がどうあれ、生きて動いているように感じられるのです。

 というわけで、7年かかってようやく最終回までたどりついた「機動戦士ガンダム」全話レビュー、この作品のどこがそんなにすごかったのか、今でも面白いのはなぜか、ぜひ、ご覧ください。


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飛田カオル@宇宙世紀を旅する
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