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「童謡」-ガラスのブルース/BUMP OF CHICKEN(B)

『天体観測』がバンドの代表曲なら、この『ガラスのブルース』はバンドの原点と言うべき曲である。

楽曲が誕生してから26周年を迎えた現在も、会場が温まった頃やライブ終盤のアンコールなどで頻繁に歌われており、出番の多さ故BUMPの楽曲の中でも古さを感じさせない一曲となっている。

またこの曲は「ガラスの眼をした猫」の生と死を歌った曲で、命が短く限りあるものだと自覚した上で時を惜しみ大きな声でブルースを歌い続けた結果、猫の死後も歌っていたブルースは彼の思い出と共に皆に歌い継がれる希望の歌となった。

ここで猫が歌っていたブルースが、藤原基央が人々に歌い継がれる「童謡」をつくりたいのだと初期の頃からインタヴュー等で語っていた理想の「童謡」のかたちなのかもしれない。
(said B)

ガラスのブルース/BUMP OF CHICKEN


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