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#7 依存ブランコ -ウーラ編- 2. 精神的な自立ができないワケ


ブランコとのお別れ


4年前のファミレス。

ウーラが覚醒したあの日。

エルが急に話しかけてきて
こう言いました。

「あなたウーラと離れて
仕事するようになるわよ」

エルの登場に少々驚き
その内容に不安を感じた瞬間です。

ウーラがいなくなったら
自活ができない。

私が社会で自活するためには
私にはない(と思い込んでいた)
ウーラの決断力や直感力が
必要不可欠だと思い込んでいたので

私にとっては都合の悪い事態。

「この人がいなくなると怖い、不安になる」
ような状態なので

まさに、ウーラへの依存です。

でもこの頃は依存していたことも
依存することの意味も
何も知りませんでしたので

少し焦ったのは覚えていますが

話を聞くうちに、なぜか展望が
明るくなってきたように感じて

ということは、、共同で立ち上げたお店が
これからどんどん売り上げを伸ばして
収入もアップするのかも。

それぞれの道で
独立して羽ばたいていくのかも。と。

我ながらお気楽なものです。

高次元がそうなるように
導いてくれるんだろうなという
依存的思考。

この頃は、高次元とか神様とか
見えない世界のことや宇宙のことなど

知ってるつもりで
何も知りませんでしたから
こんな悠長なことを言えていたんです。

やはり
売上が伸びるとかとか、羽ばたくとか
そんな現実が来るはずもなく。

そもそも私の潜在意識が
お店の繁栄を望んでいませんでした。

そしてあれから4年が過ぎ

やはりエルの言うとおり
お店を閉鎖することになり別々の道へ。

お互いに自分の本質を知り
その役割を確立するための移行でしたから

後ろ髪を引かれることは一切なく
バタバタバタと、気がついたら東京で生活していた
という具合です。

エルも脅すような言い方してましたけど

高次元の導きというのでしょうか
うまくやってくれるといいますか
ウーラにとっても、私にとっても
一番ベストな流れをつくってくれてるように思えます。

とりあえず今は羽ばたいてるというより

自分と向き合ってきたことで
私にも羽はあるのかもと
自覚し始めたところでしょうか。

当時は

ウーラがいないと
自立できないという思い込みで

エルとウーラから何度も
オケツ叩かれても
なかなか行動ができませんでした。

あまりにも自発的に動かなかったので
最終的にはブランコから振り落とされて
海で溺れそうになりましたけど

私自身としては
依存が解けるのが怖い反面
そうして欲しかったのだと思います。

こうならないと
動かないだろうなと
なんとなく気づいていたように思います。

おかげ様で陸地まで
自力で泳いでこれましたw


小さな鳥と巨大な坊


ブランコというのは
私が名付けた恐怖の「依存ブランコ」

いつも前を飛んでくれていた
ウーラにロープを掛けて

私は足をプラプラさせながら
悠々とブランコに乗って景色を楽しんでいた様子。

ウーラは共倒れしないように
必死に飛行を続けてくれていた
ということを伝えていただきました。
たくさん。何度も。

私自身が自らロープをはずして
自分の足で歩いていけることが
ベストだったんですが

面目もございませんとしか、、。

全てのモノや人には
エネルギー(波動)があって

エネルギーとは
大なり小なり、性質や大きさが
それぞれ違うらしく

どうやら
ウーラより私の方が大きいらしいのです。

「千と千尋の神隠し」に登場する
「坊」はご存知でしょうか。

ウーラに
「あんたは「坊」だ」と

少々の憎しみと共に
烙印を押されたことがあります。

図体は大きいのに、誰かに依存して
ぬくぬくと生きているところ。

坊が、鳥にロープをくくり
ぶら下がって飛ばせている
新手の折檻のような状態です。

一番怖いところは、やはり
目に見えない世界で
繰り広げられているということ。

周りには
真相はまったくわかりませんから

昔からウーラが人から
よく誤解されてきた理由の一つであって
見えない世界のコワイところです。

朝起きられないという理由で
お店に出社しなかったり

来たとしても
何をやっていいのかわからないので
とにかくスローペース。

一般的にみたら
こういったウーラのやる気の見えない態度は
本人の怠慢によるものだと判断されてしまいますが

実はあらゆる負のエネルギーを
受けまくって消耗していたから。

聞くところによると
毎朝、布団に沈んでいくような
重さと格闘してたようでした。

知らなかったとはいえ
私も仕事だから、と
真っ先に誤解して責めていましたから

ウーラの真実を知れば知るほど
“知らない”とは罪だなと思います。

次回はウーラが体調不良に苦しんだ
絶不調のラインナップをお話しします。

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