推薦図書「芸人迷子」
こんばんは。
みんなのねーさん、むこねーさんです。
呼ばれた気がして読み返した本があります。
元漫才コンビ「ハリガネロック」のボケ担当
ユウキロック著「芸人迷子」
私が大好きだった漫才師、惜しくも2013年でコンビ結成から19年の歴史に幕を下ろしました。その記録が切々と綴られたこの1冊は、お笑いを志す人はもちろん、お笑い好き、漫才好き、そしてなにか相方と活動をされている方に読んでほしい1冊です。
痛々しいまでに赤裸々、「書くのが怖い。思い出すのが怖い。」そんな序文から始まります。
漫才ってなんだ?面白いってなんだ?
幾度となく繰り返される自問自答。
それまで自分一人でネタ作りをしていた著者は、後輩芸人の個と個をぶつけ合う漫才を見て、自身も「相方との個性をぶつけ合う漫才を作りたい」と相方の自我の目覚めを待ち続けることにしますが、その先に待つのは耐え難い現実でした。
今日の収録配信でこの本についてお話しましたが、ついネタバレをしてしまいました。そのことをご了承頂いた上で聞いて頂きますと幸いです。
https://radiotalk.jp/talk/463056
この本は何度か読み返しているのですが、その都度感じることが変わっています。今回に関しては特に、「相方との関わり方」についてすごく考えさせられました。
私も主人とは結婚相手であり、共に居酒屋を営むビジネスパートナーでもあります。主人との店作りの日々で、ぶつかることは少なくなく、それでも前を向くためにしんどくても話し合いをしたことを思い出しました。今はもう「細くてもいいから長く店を続ける」という指針は二人の中で固まっているので、「今後どうするのか」という話題はなくなりましたが…。
radiotalkの世界においても、複数人で配信をしている方は多くいらっしゃいます。私が知らないだけで、方向性ややり方で行き違うこともあるのではないかと思います。ぜひ。相方とはつらくても向き合うことをおすすめすると共に、この「芸人迷子」をお読み頂ければと思います。
今日は推薦図書のお話でした。
お読み頂きありがとうございました。