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山口から群馬を自転車で目指した男の話#2

どうもmuciです。
今回は山口からやっと出発するところを描きたいと思います。今回は山口から広島に向かうルートのお話です。

いざ出発、山口から群馬までの旅!!
 先輩と山口を堪能したあと、いよいよ旅の出発の朝を迎えました!!
楽しみとワクワクでそのときのテンションは最高潮であった。

 出発の地点は、新下関からでありそのまま広島に向かうため、国道9号線をずっとまっすぐ進むルートでした。とはいえ、出発したのも朝の9時であったためめちゃんこお腹が空いていました。空腹でハンガーノックにならないためにもここはしっかりとっておかないと思い、近くのコンビニ寄ったのだった。

ちなみに出発のときは自転車はこんな感じでした。前にテントやマットをハンドルにくくりつけて、着替えやガスバーナーはサドルバッグやフレームにあるバックにいれていた。(こんな状態で自転車を漕いでいたので割とすれ違う人たちに二度見されていたりしていました笑)あとはウェストポーチにお財布など入れて持っていたのである。

 コンビニよって朝ごはんを食べたあと、国道9号線の沿って走っていたのですが海沿いであったため、すっごい気持ちい笑。天気も晴れていたため心の中でさらにテンションが上がっていた。
(このあと、あんな状況になるとは知らずに、、、、)

道の駅ソーレユ周南に到着!!
 
新下関の方からスタートして、道の駅ソーレユ周南に到着しました。お昼までずっと漕ぎっぱなしでしたのでお昼休憩にとこちらに寄ったのだった。

 ここの道の駅ソーレユ周南は国道2号沿いに立地していて結構大きく、周南市の西の玄関口として、道路利用者の休憩場所となっていました。ここだけの特産品などもあったと思うのですが、私はお金もあまりなく尚且つこのときは早く水分と食べ物が食べたいという考えしかなかったため、自販機や売店で食料を購入し、くつろいでいた。

なんてこった、こんなの聞いてないて!!
 道の駅を出たあとまたひたすら広島に向けて漕ぎつづけました。しかし、道の駅を出たのが14時ぐらいであったため、だんだんと暗くなって行きました。走っている最中、何やら黒黒とした雲が現れて「まさか降るんじゃあるまいな?」と心の中で思っていたところ急に雨ではなく、雷がゴロゴロとなってきました。ほとんどの確率で雷がなるってことは雨が降ると考え、急いで泊まろうとしていたところに向かった。しかし、あと数十キロのところで雷と豪雨に襲われました。もうなんてこったと思いながら近くにあった駅で雨宿りしていたのだった。
 雨宿りしていたのですが雷や雨が止まず、気づけば夜の10時を回っていた。仕方なく、泊まろうとしていたところにキャンセルの連絡を入れてこのあとどうするか考えていた。雨宿りしていた場所がJR岩国線の「玖珂駅」であり、私が雨宿りしていたときは駅の窓口がしまっており、人も駅の広場で待つタクシーの運ちゃんぐらいしかいなかった。
 どうしようか迷っていたとき、ふと駅の切符売り場のところで一晩過ごしてみては?と考えた。その場所には椅子とかも設置されていたため、行けるじゃんと思ってしまった。しかし、私は少し真面目であったため、駅のところで一晩過ごしても大丈夫なのだろうかと心配になり、携帯を使って調べた。(ここら辺はほんと現代っ子的な考え笑)調べてみると基本ダメらしいと言う事がわかってしまった。理由としては許してしまうと住みついてしまう人とかがいるからと言うふうにネットでは書いてあった。しかし、その記事には割と大きな駅を具体例に上げて説明されていた。この玖珂駅は言い方は悪いかもしれないがそんなに大きい駅ではなく、ほんと田舎の無人駅のように小さかったためこれなら行けるんじゃね?と考えていた。しかし、心配症であったため、駅の広場にいるタクシーの運ちゃんに「ここで一晩過ごしても大丈夫ですかね?」と聞いてみた。そしたらタクシーの運ちゃんは「駅員も朝まで戻ってこないし、たぶん大丈夫」と言われた。タクシーの運ちゃんに大丈夫と言われたので

自転車を中に入れて、今日の寝床が決まったのだ笑

おっかないから勘弁してくれよん、、、
 駅の中で一晩過ごすと決めてから明日の予定とか確認しながら携帯をいじっていた。夜の駅で一人で携帯をいじっていると外から1人の女性がきた。え、もう終電終わってるのになんでと思いながらその女性の方をみたら驚愕した。なんと裸足であり、足のところから少し血を流しながら立っているのである。このときはまさかお化け?!と(私は基本ビビリです)考えてしまいビクビクしていた。しかしよく見ると涙を流しながら独り言を少し喋っていた。そのまま私の向かいの席に座り、ずっと泣いていた。めちゃくちゃ気まずい雰囲気になっていたため、「どうかしたんですか?」と声をかけた。(めっちゃ怖かったけど)聞いてみるとどうやら彼氏さんと喧嘩したらしく家から靴を履かないまま、寝巻きで家から飛び出してきたらしい。おいおいなんかのドラマかよ!!思いながらお化けではないと確認できたため、一安心した。そこからは私も1人では寂しかったため、お姉さんといろんな話をしていた。なんで彼氏さんと喧嘩したんですか?とは聞かなかった。だってその話を聞くのが怖かったんだもん笑 その女性と話しているとき、1台の車がきた。おっとこれは彼氏さんではないのかと思いお姉さんに伝えると外に出て行った。私はついていかず、駅なかで様子見(まぁ、見えてないんですけど)していた。数分後、お姉さんが戻ってきて「私帰るからお兄さんは旅、頑張って」と言われ彼氏さんの車に乗って帰って行ったのである。あのとき外ではまだ完全に仲直りはできていなかったのではないかと思っていたけど大丈夫かなと心配しながらお姉さんに別れ際、「お姉さんも頑張ってください」と言った。なんの根拠もないまま頑張ってくださいと言ってしまったがあのお姉さんは今でも元気なのだろうかとふと考える。さてお姉さんが帰ってしまったため、またひとりぼっちの夜が始まった。眠気もあったため椅子をベットにしながら寝ようとしたが、9月なのに少し夜が肌寒く、寝れるに寝れなかった。(結局寝たんですけどね笑)

ピンチ到来!!どうする!?
 ぐっすり寝ている最中、誰かに起こされたので起き上がると何やら見覚えのあるマークの帽子をかぶっている人がいた。寝ぼけていたのでよくみると青い服装に帽子、、、そうおまわりさんであったのだ。そこから目を見開き、内心びっくりしていた。おまわりさんは見回りをしていたらしく、駅のところに自転車が見えたの疑問に思い覗いたら私を発見したらしい。身分証の免許証を見せながら(おいら追い出されちゃうのかなぁー)と思っていた。おまわりさんから「あれ出身群馬なの?」と聞かれ「そうです」と答え今回の旅についておまわりさんに話した。するとおまわりさんから「え、じゃあこっから群馬県に帰るの!?」と驚かれながら自転車と私を見ながら話していた。話していて免許証を返してくれると「旅ならしょうがないね〜この辺はあんまり不審者とかはいないけど気をつけてね」と言われたのである。なんてめっちゃ優しいおまわりさんなんだと内心思いながら「ありがとうございます!!」とおまわりさんに伝え、無事駅を追い出されなくて済んだのである。やっぱり都内のおまわりさんより地方のおまわりさんの方が優しいな(ドチャクソ偏見)と思った。おまわりさんを見送ったあとまた一人になり、明日が晴れるように願いながらまた眠りについたのである。

今回はここまででカップルの話やおまわりさんの話は全部マジです笑
 これを友人などに言ってもおまわりさんの話は信じてくれるのですがカップルの話は信じてくれなかったりするので悲しいです。
 次は宮島とかに無事到着した話を書きたいと思います。

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