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10月20日 中島敦week①No.30『山月記』
本日は、皆さんも一度は教科書でやったことがあるかも!?
中島敦についての本をご紹介します!
中島敦といえば、「山月記」が有名ですよね。
中国が舞台で、元は官僚だった李徴が詩人を志すも夢敗れ失意のうちに虎になるというお話です。
なぜ、今になってこのお話を読みたくなったのか?
なぜかというと、オリエンタルラジオの中田敦彦さんのYouTube 動画で、
ものすごく面白い山月記の解説動画を見たからです
めちゃくちゃ面白い動画なのですでに知っている方も多いとは思いますが、とてもお薦めです!!
あっちゃんのトーク能力は凄まじく、
夏目漱石や太宰治などの文学系はもちろん、日韓関係や香港デモなどの国際関係、選挙や消費税増税などの政治関連など、一見堅苦しそうなテーマでも
寝る間を惜しんで見たくなります!笑
それでは、あっちゃんの解説も含めてお伝えします!
もともと、山月記というお話には元ネタがあります。芥川龍之介の羅生門などと同様に、古くから伝わるお話をリメイクすることが多かったのです。
元のお話は、中国で語り継がれてきた李景陵の「人虎伝」です。
しかし、「山月記」と「人虎伝」では全く異なる箇所がひとつあります。
それは、李徴が虎になった理由です。
「人虎伝」では、李徴はある未亡人と関係を持ち、その後関係を絶たれたことを恨み、未亡人の家に火を放ち一家を皆殺しにした罰により、虎になったとされています。
一方の「山月記」では、文中で主人公の李徴が自らのことを語っていたように、“臆病な自尊心と尊大な羞恥心”により、虎になったとされています。
そのような、今まで授業で習わなかったような興味深い知識に加え、新しい文学の見方を教えてくれるあっちゃんの動画はものすごくお薦めです。
山月記には違った楽しみ方があるのだなあと動画を見て思い、また授業で習ったときとは異なる感想をもつことができました。
では、最後に印象に残った文章をご紹介したいと思います
“人生は何事をも為さぬには余りに長いが、何事かを為すには余りに短いなどと口先ばかりの警句を弄しながら、事実は、才能の不足を暴露するかも知れないとの卑怯な危惧と、刻苦を厭う怠惰とが己の凡てだったのだ”
学園祭で初めて食べた、インドネシアの料理
“インドミー”
スパイスが効いていておいしかった!